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【最近人の怒りに興味があって】


Twitterでとても怒っている人がいたので興味深く読んだ。こないだ日記に書いたアンガーマネジメントとグラッジマネジメントもそうだけど、怒りとか恨みとかの感情をもう少し詳しく知りたい。


https://herve-guibertlovesmovies.hatenablog.com/entry/2021/04/16/164112


この人が怒ってたのはセクシュアリティやジェンダー・マイノリティに関する話なんだけど、そのことに限らず、

「自分とは違う価値観の多様性について認められない、認めたくない」、もしくは

「認めたくないものを矮小化して嫌な笑いに換えて貶める」、

「理解者のフリをしてコンテンツとして消費したり利用する」(最後のはちょっと判断が難しい)

というような無意識の簒奪者(と私が呼んでいる)、別の言い方をすれば想像力や共感的理解力の欠如した考え方の人、と相対する時の

着火点?違和感の感度?相手の無礼さのどこに怒りを感じるのか、という心の在り様のヒントになる言葉がたくさんあったように思う。


特にコンバージョン・セラピーの嫌悪療法は性的指向矯正に限らず、マイノリティの考え方を「ふつう」に矯正するためによく使われる手法だと思った。


▪️以下本文から気になった部分の抜粋。

コンバージョン・セラピーとは個人の性的指向やジェンダー・アイデンティティを「矯正」するための行為を指す。嫌悪療法(望ましくない行為をしたら痛みを与える)、トーク・セラピー(あなたの性的指向やジェンダー・アイデンティティは幼少時の虐待等のせいだと主張するなど)などのやり方があるそうだ。

マジョリティと異なる人々の中には、科学的に効果が保証されているわけでもない「治療」を受けさせられて自殺を図るまでに追い詰められている人たちが少なからずいる。自らを否定されるコンバージョン・セラピーが、かくも人を傷つけるものなのだということが、わかっていただけただろうか。

飲み会に参加していると、「善意で」アルコールが飲めるようにすすめてくれる人というのが世の中には一定数存在する。

「私たちはお酒が好き」→わかる。全然問題ないぜ。
「お酒飲むの楽しい」→わかる。全然問題ないぜ。
「だからお酒を飲む楽しさをお酒を飲めないあなたに教えてあげる」→なんでそうなるんじゃクソが。問題大ありだわ。

 
「多数派にとっての当たり前を、少数派はいとも無邪気に押しつけられるのだ。

「酒を飲む」を、たとえば「結婚する」「子どもを持つ」などに変えてみたら、「わかる」人もいるのではないだろうか。」

 自分がやって楽しい○○を、○○をしない人々に善意ですすめる全人類に問いたい。

 「○○しない人」が「○○しない」ことによって、あんた何か困るわけ?

私たちの人生は「恋愛/性行為」のない状態で完全なのであり、あるべき姿から何かが欠けているわけではない。

非性愛者にも、「性的に他者に惹かれることはないが恋愛関係は持ちたい」人、「深い繋がりのある人になら性的な興味が湧く」人、などなどいろいろな人がいる。「パートナーのため」「子どもを持つため」になら性行為を行う、という人も。

マイノリティをマイノリティとして尊重することをせず、自らの欲求のためにマイノリティがマイノリティであること自体を許さないことのグロさを感じてもらえたらこちらとしてはうれしい。

▪️抜粋終わり。

私の中にはもともとあまり怒りの感情がなく(恋愛感情もおそらくあんまりない)、自分が蔑ろにされたり尊厳を損なわれても時間が経つまで気が付きにくい、という特性を持っているので、この筆者のように怒りとして瞬時にピンポイントで抗議できる反射神経とピント合わせ能力?を持ちたいと思っているし、自分がなかなか持ちえないものとして、怒りそのものにとても興味がある。

(怒りの感情がない、と書きはしたけれど、似た感情である「恨み」は持ってるので、優しいわけでも自分への無礼を許すわけでもありません。ただその恨みが発揮されるまでに時間がとてもかかるだけで。瞬発力の問題だと自分では思っています。私は恐竜なみに鈍臭い。)

私は怒りについて学んで、もう少し今より感度の良い人間になりたいのだ。もちろんそれは性的な意味ではなく、心の感度、のようなもので。今までみたいに内に向けてぐるぐる考える方向ではなく、心を外に出して人に渡す場合には感度が要る。うすらぼんやりした私だって心を外に出すなら覚悟が要るし、無駄に傷つきたくはないのだ。そのために感度と硬度を上げる必要があるな、と最近思う。

#本日のお歌 …私のヤワなメンタルみたいにぷるぷるするバブルスライムケーキとハピバースデー
https://twitter.com/kirakiramamama/status/1384088287183138824?s=21

#追記・そうだ 、怒りといえばこの歌だった、「風花」。風が強い日はあなたを思い出す。吹き付ける風が怒りに満ちていて。ちょうど今朝風が強かったから歌ったんだった。#ハナ歌街道
https://twitter.com/kirakiramamama/status/1383932044296609798?s=21

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