弥勒様(犬夜叉)に学ぶスケベ学〈其の二〉

 旅の途中、弥勒様は以前口説いた少女と再会する。が、その少女は彼の口説き文句「私の子どもを産んでくれ」を鵜呑みにしており、彼との子どもを産みたいと言う。

だが、弥勒様としてはただの口説き文句で発言したばかりであり、旅の途中でもあるので少女と別れざるを得ない。

が、再会したその日に別れるのは少女が可哀想だから、せめて翌朝に別れた方がいいのでは?と弥勒様の仲間たちは提案する。

だが、弥勒様はそれを拒み、すぐに別れたいと言う。
そして彼はこう言ったのだ
「まかり間違って子宝を授かってはいけない。」

つまり「(一晩少女と同じ宿に泊まり)一発ヤッちまってデキたらヤバい」ということだ。こんなクソ最低発言も、言い方次第で高尚な香り漂うものになってしまうのだ。

ちなみにこの発言の直後、弥勒様の仲間である幼い狐の妖怪・七宝が「まかり間違って、子宝を授かる?どういう意味じゃ?」と解説を求める。

弥勒様は嬉々として解説を始めようとするが、それはまずいと、かごめ(弥勒様の仲間。多感な女子中学生)に止められてしまった。

が、あの時止められていなければ、弥勒様はどのように解説していたのであろうか。大変気になる。

さて、弥勒様がいかにインテリジェンスかつ品性あふれる下ネタセンスをお持ちであるか、お分かりいただけただろうか。

下ネタは人を笑顔にすることができる。が、そのためには言葉を巧く使いこなす知性と品性が必要なのである。

弥勒様の高尚なスケベ・スピリットに心底惚れ込んでいる私は、今日も彼を師と仰ぎ、スケベ街道を真っ直ぐ進んで行くのである。以上。

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