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KIRAというバンドについて

初めまして、KIRAのベースのYori(より)です。


見つけてくれてどうもありがとう!


KIRAというバンドをようやく解禁することができたので、この初々しい時期の想いみたいなものを書いておこうかなと思ってます。


結成に至るまでの経緯とかその時の想いとか葛藤、苦しみ、喜びも。


哀しいことも怒りも不安もネガティブな感情だって全部、今の僕を形作ってる大事なものだからちゃんと残しておきたいな〜と。


想いは移り変わっていくものだとしても、今考えてることや感じてることは嘘ではないからね。ありのままでいくぜ。


でも、時間が経って「こんなこと言わなきゃよかったあああ」って後悔する時があるかもしれません。ヒヤヒヤしますね。でもそれはそれで良いんじゃないとも思います。(ただの強がり)


もしかすると聞きたくない話とか知らなきゃよかったって思うこともあるかもなので少しだけ覚悟持ってください。「そういうのは苦手…」っていう人は遠慮なくページを閉じても大丈夫です。
あと、ちょっと長いです。




では、いきませう〜







(まずは昔話からどうぞ)



2020年12月2日。


この日は、僕が初めてバンドの"解散"を経験した日。

「この日に解散するぞ!」って決めてからようやくバンドが一つにまとまった気がした。


初めてのバンドで右も左も分からないまま突っ走って、たくさんの仲間に出会えて、バンドで音楽をする喜びを知った。


そして、同じくらいバンドを続ける苦しみも。


喜びがずーっと続けば良かったんだけどね。
そんな上手くいくはずもなく。笑


お世話になってた事務所や一緒に頑張ってきたメンバーともすれ違ったりして色々壊れてた気がする。


日に日にメンバーに対してイライラすることも増えて、期待することもなくなって、全部自分でやればいいやって突っぱねて。その頃から、今の形じゃバンド続けても先が見えないなって思うようになった。


だから、解散しようって決めたんだ。
(他のメンバーの本心はわからないけど)


元々は、「解散とは言いつつも改名して東京で始動しようぜ」って話だったんだけど、一度きっぱり終わらせないと気持ちの整理ができなかったから。


何より早く辞めたくて仕方がなかった。
ここは僕の弱さだったな。


でも解散を決めてからは、やりたかったこととかやれなかったこと全部やって終わろうって決めて頑張ってたよ、メンバーみんなで。


当時流行してたウイルスのせいで(おかげで)時間の猶予ができてやりたかったことも思いのほかできたし。


ここで、1つの誤算というか発見したことがあって。


「最初からこうなれるんだったら解散しなくてもよかったんじゃないか、本当に解散する必要あるのか」って一瞬思った。


でももう遅かった。


それに、解散を決めて終わりが見えたからこそ、まとまれたんだと思うからやっぱりこの結末は回避できなかったと思う。


僕は絶対に売れるバンドを作りたいと思ってたし、このままだと「絶対に売れる!」って自信を持ってみんなに伝えることができなかったから。


それがすごく不甲斐なくて、悔しくて、苦しかった。なんのためにバンドやってるのかもわからなかった。


売れるだけがバンドじゃないって意見ももちろんわかるんだけどね。僕が君たちと見たい世界はこんなもんじゃなかったんだ。


だから、色んな人の気持ちとか考えずに発言すると、結論、前のバンドを解散させて良かったなって本当に思う。次に進むためには絶対に必要なステップだったから。


「売れたい」とか「売れる」とか言うとお金のこととか、自分のことしか考えてないみたいだけど、僕の中ではお客さんに楽しんでもらったり喜んでもらう、その対価としてお金をいただいて音楽活動をしてるっていう認識だから、売れる=たくさんの人に喜びを与えられる存在になるっていう方がニュアンスとしては近い。

あとは好きな音楽を好きなメンバーとずっと続けていたいとか。そんな僕らの音楽を好きになって集まったみんなと楽しいとか嬉しいを共有していたいとか。それがめっちゃでかい会場で、同じ空間でできたらすごく素敵だと思う。

つまり、売れるのは目的じゃなくてそれらを達成するための一つの手段ってことですね。

わかりやすく「売れる」って表現を使ってるけど背景はそんな感じ。

たくさんの人に楽しんでもらったり、喜んでもらった結果として売れる。

この順番は間違えちゃダメだよなと常々思う。


そこから1年半くらいかな?



Vo.未来さんによるソロプロジェクト
「Proto device "MISSREAD"」がスタート。


元々、未来くんが作る曲が好きだったし、もし一緒にやるなら未来くんとバンドやりたいなと思ってたからサポートというよりはもう一心同体レベルでMISSREADやってた。


ギター、誰にしよっかって話してた時に「あの人しかいなくね?!」ってなったんだよな〜。


マジでV系の神に愛された男。


「V系やるために生まれてきたでしょあの人」
って話してた。笑


あと未来くんの作る世界観には絶対必要だって思った。だから誘った。そんで、一緒にお肉焼いて食べた。


ドラムの汰朗と出会ったのもこのタイミングだったな。よくわからんけど、素直で良いやつ。こやつになら賭けてみて良いんじゃないかって思わせてくれた。何色にも染まってなくて何色にでもなれるなって感じた。何かがどうにかなったらすごく化けると思っている。




あ、そういえば




これを読んでくれているあなたに1つだけ聞きたいことがあって。



バンドで売れ続けるために一番大事なのってなんだと思う?


・良い曲
・ビジュアルの良さ
・演奏力の高さ
・想いの強さ
・活動資金の多さ
・バンドに費やす時間の多さ
・人脈の広さ


とか?




なんだと思う?




別に正解はないんだけど。笑



僕の中ではメンバーなんです。だってメンバーがいなければバンドは成り立たないから。しかも、KIRAは本当に奇跡のバランスで成り立ってる。


正直、良い曲もお金も時間も演奏力もビジュアルも人脈も努力すればどうとでもできるんですよ。

(曲だけは努力だけじゃどうにもできない部分はあるけど、未来くんはその努力の壁を壊せるだけのセンスを確実に持ってる)


想いがないならそもそも本気で音楽をやる必要なんてないと思ってるし。


その中でも、”メンバーとの出会い”だけは自分じゃコントロールできない。


この前、お世話になってる某DOFのVo.先輩にも言われたけど僕らってめちゃくちゃ仲良いんですよ、タブン。だって前のバンド解散させて同じバンドだったメンバーで新バンド組むってもう奇跡ジャン。


今思えば、毎日イライラして、スタジオでは口も聞かず、信頼もへったくれもない、嫌いと言っても過言ではなかったメンバーとまた同じバンドをやるなんて思ってもなかったなー。


というより人として好きだったからこそ、あそこまで嫌いになれたんだろうなと思う。(これを認められたのは自分の中では割と大きい出来事)


解散してメンバーと一度離れたことで客観的に自分とかメンバーを見ることができたのも良かった。


やっぱり、ずっと近い距離で接してたから視野が狭くなってたんだろうね。


改めて考えれば前のバンドのメンバーも本当に良いメンバーだった。今でもめちゃくちゃ好きだし。


自分の悪いところも見えたし反省することもたくさんあった。もっとメンバー1人1人と向き合うべきだった。だからこそ同じ過ちは二度としないようにって思える。あんな気持ちになるのは二度とごめんだし他のメンバーにも気持ちよくバンドやってもらいたい。


それに、どれだけ売れても解散しちゃったら意味ないもんね。だからこそ、僕はこのKIRAを「終わらないバンド」にしたいなと思うよ。願わくば同じメンバーでずっと音楽をやっていきたい。


そのために必要なことならなんでも言うしなんでもする。でも、たまに遠慮がなくなって言葉にトゲが出るからそこは気をつけよう。うんうん。


そんなこんなで、迎えた
MISSREADとして最後のLIVE



「COMPLETE DEVICE MISSREAD」


Proto device(未完成)と題したプロジェクトがComplete device(完成体)になった瞬間。

このメンバーとならどこまででもいけるって思えた。


1年やってきてふわっとした気持ちは
確信に変わった。


ようやく「KIRA」の始動も発表できた。


僕が本気で向き合うバンド人生の中でKIRAは最後のバンドになるだろうなと思う。もしこのバンドが上手くいかなくても「また次があるしな」なんて気持ちも一切持ち合わせてない。


これで最後になってもいいと思えるし、本気で上を目指していけるメンバーと出会えたから。


それだけの覚悟を持って始めてる。


というかこのメンバーで売れないんだったらもう来世に期待するしかない。たくさん徳積んで今世は終わりにします。笑


と言いたいところだけど、それは許されないんだよなー。始動主催のタイトル「NIRVANA」にはそういう想いも込められてるんだ。



やりたいことがあるなら、叶えたいことがあるなら、"今"やらないと。



1年間くらいMISSREADやってたけど、未来くんとバンドやろうって言ってからはもうすぐ3年が経つから、すごーーーーーーーーく長かった!




でもね




ようやく自信を持って「絶対に売れるよ」って言えるバンドができたよ。





嬉しかった過去も
楽しかった過去も
辛かった過去も
苦しかった過去も
哀しかった過去も



全部抱きしめて新しい未来に向けて歩いていこうって今なら思える。



今、このnoteを読んでくれてる人(あなたのことだよ!)、前から応援してくれてる人、KIRAになって初めて出会えた人もいると思う。


そのすべての人が「会えてよかった!」って
「好きになってよかった!」って胸張って言える
かっけーバンドに絶対なるからさ。


KIRAのことも、それぞれのメンバーのこともしっかり見てて欲しい!


僕は、このメンバーと応援してくれるみんなが一緒ならどこまででもいける気がしてるよ。
はっはっは


冒頭でも言ったけど、見つけてくれて本当にありがとう!自分じゃコントールできない出会いの中で出会えたのはメンバーだけじゃなくて君も一緒だ。


これからいっぱい想い出つくっていこーぜ✌🏻


それじゃあ、、、
長くなってしまったからこのへんで。


11月26日、池袋EDGEで待ってます。
生きてお会いしましょう〜。

Yori



P.S.
原稿用紙10枚分くらいの文字数あったのに
よく最後まで読めたね。

ありがとう。えらいえらい。

サテライトもたくさん見てね〜!


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