「ロードレガリス」という馬

競馬をやってると、誰でも定期的に好きな馬が現れたりしますよね。

自分の場合、過去の歴代で言うと、ヒシアマゾン、イブキパーシヴ 、サイレンススズカ、ドリームシグナル、エアシェイディ、スマートファルコン、など、様々な好きな馬がいました。

しかし、ここ数年はそんな「推し馬」が全くいなかったのですが、去年の秋、またそういった馬に出会いました。それが「ロードレガリス」という馬です。

あくまでも個人的な主観ですが、この馬はなんとも不遇なレース成績となっていて、今年はなんとしても頑張ってもらいたい、と懇願している一頭です。

というのも、ロードレガリスは遅めの3歳デビュー後、鳴かず飛ばずで地方へ転厩。しかし、その後ダートでよく走り、中央に戻されてからは負け知らずの4連勝というダート馬の力を突如発揮した馬です。

一見、この成績を見ると、遅咲きの新星か!と思ってしまいそうですが、個人的には真逆の印象でした。

戦績を見てまず思った事、それは、「なぜ転厩させる前に一度でもダートを使ってあげなかったのか」という点。

地方転厩後すぐに結果を出していることからも、この馬はもとよりダート適性だったことは間違いないかと思います。競技人生が短い競走馬にとって、活躍できる年数も限られていることを考えると、脂ののった4歳を中央で勝負できなかったのは本当にもったいないですので、この遠回りは回避できなかったものかと考えてしまいます。

だからこそ、今年、来年はなんとしても良い成績を残してほしいという思いが強いんですよね。馬主でもないのになぜそんなことを思うのか?というと、やっぱりその背景には、「競走馬の宿命」が関わってきます。

以前にもブログで「降級制度の廃止」についての記事を書いたときに触れましたが、競走馬、とくに牡馬はしっかりと実績を残せないと種牡馬にはなれないのが現状です。種牡馬になれなかった馬は、乗馬やけん引馬になることもありますが、それはホント一握り。実際は、9割以上の引退馬が殺処分されるという厳しい現実ですからね。

遠回りをすればそれだけ生きる道を狭めることに直結してしまうからこそ、なんとしても今年はこれまでの分も爆発的な活躍をしてほしい、と節に思ってしまうわけです。


そんなロードレガリスは、今週5/23(土) に平安ステークス(GⅢ)に出走予定。

もしかすると予想はちょっと私的感情が入ってしまうかもしれませんが、そのへんはご愛敬で(笑)


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