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推してダメなら巻いてみる❓〜 #推しの王子様 🤴初回感想

身構えてました、ええ。
苦手なんです、ラブコメが。なんでなんだかまだうまく説明できた試しはないんですけど、とにかくダメでして。おかげさまでみんな大好き“主任さん”もディーン・カミヤも、リアルタイムで遭遇しなかったのを幸い(?)一歩離れたところから見守ってまいりましたが、この度、とうとう最新作として空から降ってきてしまいました、「巻きの王子様」が。…いやそれタイトルじゃないから。
降ってこられたからにはしかたありません、腹を括って向き合いましょうとも。ただしいつも通り話は長いぞご承知おきください。

んーと。
最初に感じたのは、「“推し”はまず見た目」なんですね、ってことです。
OnAir直後からのtweetにもたくさん見ました。「泉美ちゃんは、なぜみっちーに惹かれなかったのか」。
何者でもなかった自分に「推し」の存在を生み出してくれ、さらに自分を導き励まし、この先一緒にやっていこうと言ってくれる、かなりな“おっとこまえ”が目の前にいるのに、泉美ちゃんがそのひとに惹かれることはなかった、のは何故か。
そして、他の誰も感じなかった「航くんがケント様そっくり」(例えば杏奈ちゃんだって〈ラブラブケント〉なんですよ?航くんを容姿も含めて身近に知ってたはずなんですよ?でも見た目をバッチリ〈ケント様仕様〉に整えられた航くんを遠目に見たとき、出てきた言葉は「航くん…?」。“幼馴染”にしか見えてません)を最初に見て取ったのは泉美ちゃん、なのはなぜか。
「航くんの見た目がチョー好み」だったから、ですよね。
ケント様がチョー好みなのはあたりまえ、そう作ったのは自分だし。その好みにバッチリハマって見えたのが航くん。泉美ちゃんがみっちーを「男前」と認識してたかどうかはわかりませんが、認識してたとしても「自分の好み」とは別問題。みっちー…ディーンさんを男前と認めない人は多分今の世の中では少数派だと思いますけど、だからって「男前」だと感じる多数の人がみんなディーンさんのファンかとゆーとそうではない。
人それぞれに“好み”はある。
なぜ航くんなのか、なぜみっちーじゃないのか。
それは泉美ちゃんが、あなたでは、わたしではなかったからです。泉美ちゃんの好みはあくまでケント様…航くんの容姿はそれにハマってた、と。
「“推し”って、まずは見た目」。
ピグマリオンの昔から。
(泉美ちゃん自身の“見た目”問題も触れられてます。『美人は得だよな』。お金も地位も名声もそれなりにある美人さん。風当たりもあるでしょうね…その辺、この後なんか出てくるかな?)

で、そのみっちー、ですけど。
『自主映画一本も当てられなかった』元映画監督。
社員みんながそれぞれ“推し”を持ってるペガサスインクで、この人のスタンスは「映画が好き」。
『物語って起承転結が大切だろ』
『エンタメの基本だろ。なにも持ってないヤツが成長するって話。ドラゴンボールにワンピース、ロッキーにベストキッド、レインメーカーに幸せのちから』
…わかりやすいところから入ってきたけど、みっちー、明らかに最後の二つは自分の趣味だな。
他にも『泉美ちゃんのユニークなリアクション』とか『イメージ湧くね…オープニングでヒロインの顔の寄りから始まって』カメラワークの話に夢中になるとか、今でもそこが…「映画を撮る」がベースなんだなってのはよくわかります。そんなみっちーが航くんのことを例えて泉美ちゃんに持ち出す「ピグマリオン」の話。もちろん、もちろんそれは「マイフェアレディ」なわけで。
理想の王子様を育てる「リアル乙女ゲーム」を泉美ちゃんに持ちかけ、煽ったのはどう考えてもみっちーです。…このひと、なにを見たいと思ってるのかな。泉美ちゃんの乙女ゲーの達人としての腕前?自分の与えた課題で“推し”が成長し、輝くのを見たい?…あ、そうか。今のところ、このひとの“推し”は泉美ちゃん、なのか。
ふむ…そのお人が語る『星の王子さま』。『大切なことは目に見えない』はなにを意味することになるのか。それはまだまだここからのお話、なんでしょうね。

それにしても。ディーンさんて方は、ホントにメンターとしての役どころがお似合いになります。
ペガサスインクの屋台骨。社長を支え、クリエイター陣をまとめ、面白いゲームを世に出して、みんなでハッピーになろうとする。自分から前に出て旗振るわけじゃなく、相手が自分で立つのを待って「OK?じゃあ、はいっ!」ってどーんっ!と背中を押してくるタイプ。…座組で最年長のスタンスがそうさせるところもあるのかな(船越さんもおいでですが、今のところ船越さんは“身内”の立場ではなさそうです)。ラジオでみっちーのことを「すっごいフツーの人」って仰ってましたけど、エキセントリックじゃないってだけで、こんな方なかなかお目にかかれないと思いますし、それを押し出さずに「フツー」に演じても充分に魅力的に映るお芝居。ディーンさんだから、成り立ってる、気がしています。

さてお膳立てが終わって、お話はここからです。
リアル乙女ゲームのスタート。果たして“推し”って教育するものなのか?いえ、わたし自身が乙女ゲームのユーザーじゃないんで、このニュアンスがよくわからない、んですよね。「マイフェアレディ」のヒギンズ教授は別に「自分の推し」を育てようとしたわけじゃないし。泉美ちゃんの“推し”の分身として、航くんはどう育って、どう変わって、泉美ちゃん達をどう変えていくのか。
オリジナルストーリー、とてもとても興味深いです。「この夏いちばん尊いロマンティック・コメディ」、わたしのラブコメ苦手を克服させてくれる作品になってくれますように!

#推しの王子様 #推しプリ
#Runaway 
#ディーン・フジオカ #DEANFUJIOKA
#ピカリンのピカはピカチュウのピカ
#どうして町の中華屋さんはラーメンと一緒にオーダーしてもちゃんとチャーハンにミニスープつけてくれるのか問題

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