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ヤンゴンぼったくりレポート

こんにちは。以前のノートでも少し触れましたが、ミャンマー1人旅にてぼったくりに合いました。

※過去のぼったくりに触れたノート

ニッチな記事になるかもしれませんが、少しでも人の役に立てばと思い、私の体験を紹介します。

私個人、ミャンマーはめちゃくちゃ好きです。また行きたくて仕方ありません。この記事はミャンマーを心の底から楽しんでもらう事を目的としています。

それでは、その手口の一部始終をご覧ください。

被害状況

日時:2017年9月11日 午前8時〜午後2時頃
被害額:14万チャット(約1万円)
エリア:スーレーパゴタ〜ダラ地区

20歳くらいの異常に親切な青年現る

朝8時くらいからスーレーパゴタ(寺)を観光していると、20歳くらいの青年から声をかけられました。もの凄く親切だったので色々と話していると「蛇寺に行こう」と提案を受けました。

後の考察ですが、出てくる登場人物全員ぼったくりグループです。

蛇寺は、ヤンゴンからヤンゴン川を挟んで向かい側に位置するダラ地区にあります。
私は快諾し、フェリーでダラ地区に向かいました。
後で調べるとダラ地区はスラム街のようです。

スーレーパゴタとフェリー乗り場のマップ

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スラム街ダラ地区へ

ダラ地区のフェリー乗り場は人でごった返しており、彼はその中に紛れていた2人の青年(バイクタクシー)と値段交渉してくれました。
蛇寺ツアーはその2人のお世話になることに。
価格については青年を信頼しきっていたため、特に聞きませんでした。

蛇寺(青丸が今回の目的地)のマップ

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スラム街の田園風景

バイクの後部座席に跨り、蛇寺へ向かいます。辺りに観光客らしき人の姿は一切なく、ミャンマーの広大な田園風景が広がっていました。そこを突っ切る舗装されていない道路をひたすらに真っ直ぐ進みました。

途中から高床式倉庫のような独特の住居が身につくようになり、やはり現地の人しかいないエリアです。

蛇寺へ到着し、一通り観光した後に向かいの食堂で少し早い昼食をとりました。土間に木造の屋根があるだけの簡易な造りです。

ちなみに食器は裏の川で洗っていました。お腹は?というと…大丈夫でした。

途中立ち寄ったガソリンスタンド
向かい側は広大な土地ゴミ捨て場でした

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“カフェ”での価格提示

そこから帰路に着くのですが、
途中カフェに寄るとのことです。

着いたカフェは、道路沿いの雑木林の中にプラスティックの椅子と机を並べただけで、お世辞にもカフェとは言えません。
蚊が多くて気が気ではありませんでした。

そこで魚のフライと甘い飲み物(わずかにアルコールが入っていました)を勧められました。

最初に会った青年に「今日撮った写真を見たい」と言われ、携帯を貸したのですが、その際に彼が写り込んだ写真は全て消されていました。

程なくして、ツアー代18万チャット(約1.2万円)と提示を受けました。1時間のツアーに流石にそこまで払えないと拒んでいると、険悪な雰囲気が流れます。

カフェのエントランスと内部
他にも現地人は居ましたが、四面楚歌でした

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冷静に考えるとピンチ

冷静に考えるとピンチです。

林の中、見ず知らずのミャンマー人から金を請求されています。しかも、フェリー乗り場からは遠く、逃げ道もありません。

どうやら向こうは痺れを切らしたらしく、オーナーに話をするしかない伝えられました。

そこから私、最初に会った青年、バイクタクシー2人の計4人でオーナーを名乗る男の元へ向かいました。

そこはフェリー乗り場のすぐ近く。
程なくしてオーナーが現れます。

オーナーは想像以上に気さくで、「お前、俺の兄貴にソックリだから14万チャット(約1万円)でいいよ」と。
手持ちでは足りないと伝えると、ホテルまで取りに来るとのこと。

そこから、オーナー・青年・私の3名でタクシーに乗り込み、ホテルに戻ってから総額14万チャットを支払いました。

オーナーと笑顔でツーショット
これもかけがえのない良い思い出です。

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いい人も、悪い人も

ツアー代14万チャット(約1万円)という額が私にとってぼったくりかどうか微妙なラインでした。
そこで次の日、ロンジーという民族衣装を売っている現地の店を訪ね、英語が喋れる若旦那に昨日起きた出来事を一通り話しました。

そこで、ぼったくりだと確信できました。

後日、ミャンマー人のララちゃんの店に行き、その事を話すと
「蛇寺は私も行ったことない」
「ミャンマー人はいい人もいれば悪い人もいる」
「そこは日本人と一緒。気をつけて」
と至極真っ当な事を言われました。

※ララちゃんについては過去ノートに書いてます。詳しくはこちらをご覧ください。

私の体験が誰かの役に立てばと思います。

ここまで書いて、何かもう大したことない気がします。錦糸町のぼったくり店の方がかなり悪質です。

ノートをしていなければ、一生言葉を交わす事もない方がほとんどしれませんが、これも何かのご縁という事で。
それではまた。


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