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まさかのイルミネーション

記憶の片隅の奥の奥の方に追いやられていた
懐かしい写真を発掘しました

2015年の冬
当時の職場近くでのイルミネーションです


宮城県山元町
宮城県の1番南、福島県との県境

東日本大震災の津波で大きな大きな被害があった所です

もちろん、私の仕事も復興に関するものでした

もともと小さな町ですが、震災後でしたので
とにかく「何もない」というイメージでした

田んぼと、車に轢かれてしまった狸を週一以上で見たなぁ
(この一年前までは東京の恵比寿で気取って働いていた私には衝撃の光景でしたよ)


と、まあ、何もない町でイルミネーションやってるらしい!と職場で話題になっていまして、
こんな田舎で!きっと予想通りのクオリティなんだろうね!
なんてちょっとバカにして笑ってたんです
逆に興味ある〜なんて

しかし見に行った人が、
いや…なかなか良いよ…って帰って来るんです
見たら、おおっ!ってなるよ、と
そんな人が数人続き
気になり過ぎて私も見に行ったのでした

おおっ!ってなりました笑
これはこれでなんだか楽しい
なんだろうこの気持ち…

なんとも説明しにくいのですが
楽しかったんです
暖かい気持ちになりました

街灯が無さ過ぎて着くまでになかなかの恐怖がありましたが、
たぶん、暗過ぎてイルミネーションがやたらと映えたのでしょう

楽しくいこうよ、という気持ちが伝わりましたよ

仕事中、地元の方と話す機会も多く
色んな話をして聴いたな

海沿いの道は朝は良いけど夕方以降は通るなよ、なぜなら…とか

あの丘の上に新築の家があるでしょ、でももう誰も住んでないんだよ、なぜなら…とか

あそこにコンビニができたんだけどすぐ閉店して今は石材店なんだよ、24時間営業してると夜中に…とか

そんな話から…

避難所でイチゴ出たんだよ、さすが特産品だよね
とか

イチゴとリンゴが特産品なんですよね

イチゴ狩りまた行けたら良いなぁ
イチゴだけでお腹いっぱいになるってかなり幸せですよね



そして、イルミネーション今年もやってました


みんな頑張っていた
そんな思い出です

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