夜のおわり

どこまでも続きそうなこの夜空には
どこかに終わりがあって
どこかの空の下では今この瞬間に
昼を迎えているらしい

遠い空の向こうを思って
見上げた夜の闇は逆に
同じ空を見ているわけではないという現実を
私に突きつける

昼と夜の境界線は
インターネットで越えられて
あの人の今を教えてくれるとしても
私の今と重なることはない

同じチャートを見ているだとか
同じニュースを見ているだとか
いつも何か同じを探しては
同じでないことを見つけている

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?