トレードをはじめたきっかけと最初の大きな失敗について

きぬです。

某大手システムインテグレーター会社で金融系SEをやった後、コンサルティング会社で大手企業のPMOをやっています。

私が就職した頃、銀行預金では定期でも利息はつかないし、将来年金はあてにならないし、税金負担はどんどん増えるし、、という時代で、どんどん投資への関心が高まりつつある時代だったように思います。私も例にもれず、毎月の給料を有効に運用する方法を求めて、最初は外貨定期預金、その後貯めた100万円をもとにFXを始めました。

外貨定期預金は手数料が高く、キャンペーンで手数料が下がっている時に始めましたが、FXだとそもそも手数料がかかりません。
また預入後に該当通貨が高くなったとしても、満期まで待つ必要があり、満期時のレートがどうなっているかは分かりません。
かなりの円高になっているときならよいと思いますが、そうでない場合はコントロールできないという意味でリスクがあると思いました。

株ではなくFXからはじめたのは、株はそれなりの元手を必要とすること、およびFXは通貨の強弱なので、株とちがってメジャー通貨では一瞬で紙切れになることはないだろうと思ったからです。

FXをはじめた最初は外貨定期預金感覚でスワップポイントねらいでした。
これから上がりそうだなーってタイミングでエントリーして、上がったら利確するし下がっても預金感覚でスワップつくから上がるまでホウチって感じでした。

そしたらリーマンショック!😱
当時NZドル円ロングを3万通貨持ってたんですが、あっという間に80円→40円と半分になっちゃったんですよね。
どんどん下がっていく相場を見ながら、いつか上がるはずだと願って夜も眠れませんでした。
追加証拠金が必要になって、追加で100万円を入金して1万通貨は損切りしました。
マイナス40万円くらいだったかな。
新社会人にとってはだいぶ痛い出費でした笑。
それからしばらくトレードはしませんでした。

これ、今から考えるとベストな対処だったと思います。
残りの2万通貨は10年後に大量のスワップとともに利確できました。

NZドルは戻ってきたから結果オーライだったけど、戻ってくるとは限らないんですよね。
トルコリラなんてずっと下がり続けてるし。
はじめに軽い失敗ができていい経験でした。

最初の1年はこんな感じのマイナスだったんですが、それからは年間の収支はプラスです。
トレードってリスク管理が大事って言われるけど、常に失敗するかも、思ってるのと反対の方向に行くかもっていうのを頭に置いておくのは大事だと思います。

本業の仕事をやりながらトレードをやることは時にしんどいと思うこともあり、時に精神安定につながっていると感じることもあります。
しんどいと思うときは、本業が忙しい時。仕事が深夜に終わってもうご飯も要らないからとりあえず寝たいと思っているのに、相場を見ないといけないというのはしんどいです。
またどれほど勉強しても初心者から脱したと思ったことはなく、想定外のことが起こります。多くの時間を費やしたあげくにマイナストレードになったときは、何をやっているんだろうと思うことがあります。
精神安定につながってると思うのは、本業がうまくいっていないときも私にはこっちの世界もあると思えることです。どうしても社会人は自分の仕事が自分の世界の大半を占めてしまい、本当にやりたいのはこれなのかと自分の世界に対するむなしさを感じることもあると思いますが、そんなときトレードの世界もあるということが自分の心の支えとなってくれると感じています。

そういうことを考えながら、私はこれからもトレードをやっていくと思います。

長くなってきたのでいったん切ります。
次は「私がトレードで実現したいこと」について語ります✨

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