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月光

波に砕かれた光りのながく、ながくある。
可惜夜とはこのように出来上がるのかと随分とながく思い遣ったような気がします。

母は産まれました。
父は死にました。
 
 
 
繰り返される満ち潮に、引き潮に随分と思い悩んだことも畢竟、わたしが生まれたに過ぎず。ただ倦まず弛まず、それにあれたことをいまは思う限りの月光。

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