BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO
2022.6.3〜2022.9.3
気に入った作品それはthe ship(目玉作品)
ワープレコードよりリリースされた2014年作のアルバム"the ship"に収録されている楽曲を各位に設置されたスピーカーから部分部分をが流れることにより,立体音響的体感を楽しめる。
辺りは暗く、光に当てられたスピーカーが安置され,時折寝ながら聴いているものもいたり、一つのスピーカーに焦点を合わせて部分的なサウンドを聴くことができる。タイタニック号の沈没、第一次世界大戦、そして傲慢さとパラノイアの間を揺れ動き続ける人間をコンセプトの出発点とした作品。音楽、インスタレーション、そして作曲という彼の仕事の主な3つの側面が集約されています。イーノは展示空間の個別の条件に合わせてインスタレーションをデザインし、絶えずそれを発展させ、リスナーに瞑想的かつ刺激的な体験を提供しています。2014年、スウェーデンのストックホルムにて初展示された作品。
開催された建物は、京都駅から徒歩10分程度にある京都中央信用金庫 旧厚生センター
元々は銀行であったが建物を生かし現在は美術館として使用されている。外見は銀行そのものだが,内装はアートミュージアムそのものであった。
東京ではなく京都で行うことにより、存在意義や価値が上がる。アンビエントといった主題を京都で開催するという辺鄙な気分を味わせようと画策していたのだろうか。
展示も、一部屋に一作品で、眠気を誘うような照明や暗い部屋,正に聴かせるための空間を演出していた。さらに廊下の合間には,アンビエントや盆栽が並べられており,イーノのアンビエントによる永遠性へのアプローチが絶えなかった。

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