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B Dash Campスカラシップ制度をはじめました

毎年福岡・札幌で開催されているB Dash Campというイベントがあり、今回は2023年11月8-10日に福岡で開催されます。B Dash Campは、招待制カンファレンスで、経営者や急成長中のスタートアップ起業家・VC(CVC・エンジェル含む)などスタートアップ関係者1000名が参加しています。

日本のスタートアップ経営者・VCの人たちはみんな知ってるカンファレンスですが、こういう日本を代表するスタートアップイベントやコミュニティはもっと多くの世代にオープンになるといいなと、思っていました。

優秀な若い人たちにスタートアップへ来てほしい

僕らSkyland Venturesは、学生がスタートアップの世界に足を踏み入れる入り口になるべく、常時様々なイベントを開催しています。

そして、実際にイベントに参加した学生が起業する例も多く見てきました。

B Dash Campは僕も毎回のように参加させていただいており、毎度参加者の熱量の大きさを感じていて、そこから事業成長の機会・資金調達の機会を得ています。スタートアップ関係者が1,000名も集まる場ってそうそうないですよね。

このような場に優秀な学生たちが集まったら、学生たちの刺激になるだけでなく、スタートアップにも新しい人たちを巻き込めるのではないかと期待しています。

スタッフ参加とスカラシップ参加の違い

B Dash Campは基本的に起業しているか、スタートアップの幹部のみ参加できるカンファレンスです。

これまで起業していない学生がB Dash Campに参加したい場合には、スタッフとして参加することはできました。ただしスタッフとして参加する場合、割り当てられたチームによっては起業家と密に過ごせる場合もありますが、タスクがあるためセッションや交流できるコンテンツをフルで参加することはできません。

また、スタッフとして参加する場合も交通費や宿泊費などでまとまった実費(最低でも5-10万円)が必要なため、実際には既にVCなどの企業に属している人のみスタッフとして参加できていたという実情があります。

そこで「今回のB Dash Campでは起業前の学生枠の参加枠などつくれませんか?」とB Dash Camp運営責任者の板垣さんやB Dash Ventures 代表の渡辺さんとお話ししてみたら

・・なんと、B Dash Campスカラシップに発展しました!

今回のスカラシップ制度では「スタートアップにまだ属していない学生」を中心に、30名分に対してホテル代や飛行機代などの宿泊費・交通費・現地飲食代などのコストとして10万円のサポートをB Dash Ventures・East Ventures・Skyland Venturesの3社で応援させていただきました。

当日はセッションをがっつり聞いて、スタートアップの魅力を正面から知ってもらいたいと感じています。

どんな人から応募が来たのか?

30名の募集に対し、X経由で200名弱の応募をいただきました。B Dash Campのスカラシップを受けたい人だけでカンファレンスができそうな勢いです。

都内だけでなく、九州・中国・四国などなど全国から応募があり、スタートアップの可能性を感じました。そしてさすがのEast Ventures平田氏の発信力です

募集締め切り後はエントリーシートの内容をサポートさせてもらったVC3社が共同で一人一人読ませていただき、30名に絞らせていただきました。

目的意識があって既に目標に向かって活動している人や、大学での研究に打ち込んでいる人も多く、学生たちの行動力に驚きました。将来起業したいという方も多かったです。

30名のうち
・大学ベースでは例えば下記のような大学・大学院の方々でした
東京大学、東京工業大学大学、早稲田大学、青山学院大学、慶應義塾大学、上智大学立教大学、武蔵野大学、日本大学、岐阜大学、九州大学、神戸大学、立命館アジア太平洋大学、一橋大学、岡山大学、会津大学など
・そして3割超が女性でした

スカラシップ生の30名のうち僕がもともと知っていたのは5人前後でしたし、エントリー頂いた方も初めて名前を見る人が7-8割だったと思います。

これは当初のねらい通り、これまでスタートアップに関わりのなかった新たな人たちを巻き込むキッカケとなったのでは?と感じてます。

スタートアップやVCっていいものだな・楽しそうだなと感じてほしい


今回スカラシップ生への僕の思いはこれに尽きます。

僕らが触れ合う大学生・大学院生(高校生や高専生も!)は半端じゃなく優秀です。特に、海外大学への進学やソーシャルグッドに興味がある層などが多数応募してくれたことも特徴的でした。

一方で、そういった学生たちがスタートアップを見た時「スタートアップってお金儲けや資本主義的なもの」というイメージが強いという声があったりします。

しかし、スタートアップを支える株式会社という仕組みやVCなどからの資金調達の仕組みは、本来『チャレンジの総量を上げる』ために存在すると僕は思います。

何者でもない学生が個人で数億円集めることは難しいことが多いですが、株式会社であれば(中心となる良い事業は必要ですが)数億円や100億円単位のお金を集めることが可能な世界に今の日本はなってきました。

チャレンジする人を応援する仕組み、それがスタートアップであり、応援するのがVCの仕事だと思っています。

B Dash Campに登壇している人たちは、そういったチャレンジをしてきた先輩たちや、チャレンジを支えてきたVCたちです。本体イベントやサイドイベントなどの交流を通して、「スタートアップ関係者の人達は互いにリスペクトして付き合える人たちだ」と感じてほしいなと思います。

いよいよ今週からB Dash Camp!

優秀な若者がスタートアップに興味を持ってくれている時代で、VCが入り口になっている。そんなタイミングでスカラシップ制度を始めることができて胸が高まっています!

B Dash Camp初日11/8には昼間からサイドイベントも開催します

ScholarshipでB Dash Campに参加した学生から、この企業でインターンしたい!という思いがたくさん出てくることだと思います。

スカラシップの提案を快く受け入れてくださったB Dash Ventures渡辺さん・板垣さん、迅速に共同で参加していただいたEast Ventures平田さん始め、両社の関係者の皆様に感謝です!

そしてスカラシップに参加した学生の皆様がB Dash Campを通してスタートアップの魅力を存分に感じれますように!

応援ありがとうございます!