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35歳で結婚式を挙げた自分が結婚式をやってみて良かったことを書く

プライベートな話ですが、2020年7月3日に僕と妻のまりいは、結婚(入籍)しました。また、その1年後にあたる2021年7月3日に結婚式・披露宴を行いました。そこから2週間経ちました。

まず、参加してくれた人は強烈に印象に残っていると思いますが、当日朝8:00くらいまでどしゃ降りで、そこから昼までに奇跡的に晴れになりまして、僕が晴れ男であることを証明しました。

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高輪プリンスホテルのチャペルにてフラワーシャワータイム


話を戻すと、結婚をいざしてみて、自分が35歳で、早くない結婚だったからか、結婚いつまでに出来なそうなやつだと思われたからか、この1年でたくさんの方に祝って貰ったり、結婚式・披露宴に多くの方に参加頂き楽しい時間を過ごしました。

人生でこんなに祝って貰ったことはなく、多くの関わって貰っている方たちに本当に感謝しています。

結婚後はまりいと家を探して一緒に住み始めたり、一緒に旅行に行ったり、お互いの家族とご飯を食べたりなど、そして僕ら夫婦と共にご飯食べようなどのお誘いを頂いたりする機会が増え、本当にありがたいなと日々感謝の気持ちでいっぱいになりました。

他方、2年半付き合った後の結婚だったため、入籍から1年の間、”結婚した”とこと自体に実感が強かったかと言えばそこまででもありませんでした。ここは、結婚式を挙げたりすると、また変わるのかなと思いながら過ごしていました。

このnoteでは、”入籍1年を経て結婚式を挙げたらすごい結婚の実感が湧いたし、やってみて良かった”と言うことについて書きたいと思います。

自分の入籍・結婚式を経て、今時
・そもそも結婚もしない人が増えている
・結婚しても結婚式を挙げない人が増えている
と思いますが、結婚した方が良いし、結婚式を挙げた方が良いと思うようになりました。

同じような気持ちなモヤモヤを抱えた人もいるかもと思ったので、僕たちの結婚式を振り返ります。


長すぎる結婚式プロジェクト当初の心境

入籍直後、結婚式はいずれ挙げるにせよコロナ禍での結婚であったので、すぐに人を集めて結婚式するのはどうかなと?結婚式をいつにしようかと話して、入籍から1年後の2021/7/3にしようと言うことがまず決まりました。

2人の思い出の場所でもある高輪プリンスホテルが会場としてたまたま予約が取れたことも大きかったです。

日程・会場だけ決まり、そこから1年がかりの結婚式準備プロジェクトが始まります。


そこで感じたことは・・・

・プライベートで1年かけて段取り組むと言うのがあまり無く、最近結婚式も呼ばれなくなり始めていたのもありただただイメージが湧かなかった。

SHE福田えりさんや、mento木村のりさんの結婚式ツイート見て、結婚式準備を真剣にやると、めっちゃ良いっぽいが・・、僕はモチベーション上がらなくて、まりいとの温度差に悩んだ。男女の温度差も出やすいのかな・・。えり・のり夫婦は特殊でしょ・・という気持ちに。

特にこれ⬇気になった。が・・・難しいなと。


その間怒らず、「やる気を持って結婚式準備をすると、夫婦の結束強まるらしいよ」と言って超優しかったまりいに感謝しているが、何も感情の変化の無いままだいぶ結婚式までの日程が近づいていった。


ラスト1ヶ月で結婚式にやる気を出せた心境の変化とコンセプト決め


夫婦感の結婚式準備への温度差が定まらぬまま、結婚式3-4ヶ月前くらいからウェディングプランナーさんとの打ち合わせや、当日の司会や、会場のカメラマンや、お花の業者がドンドン入れられて行く。正直打ち合わせに参加しても、どういう雰囲気にしたいなどポリシーが僕にはなく、打ち合わせを重ねれば重ねるほどしんどかった・・・。


そこで転機になったのは5月半ばに行われた、まりいの兄夫婦の結婚式だった。彼らは2020年8月に結婚し、2021年5月に結婚式を挙げた。祝!

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兄夫婦は僕らの結婚式にももちろん参加してくれました。美男美女。

そこに僕ら夫婦も参加させてもらい、まず僕自身、久しぶりの結婚式参加でとても幸せな気持ちになった。加えて、いざ自分が結婚式が迫る中、結婚式に参加してみて気付いたのは、結婚式と向き合うには”らしさ”が大事だと思った。


まりいの兄夫婦の結婚式では、いつも彼らが大切にしている「家族・食・仕事」の3つに強くフォーカスがあたっていて、まさに彼ら"らしさ"を感じられた。

これらをキッカケに、結婚式まであと1ヶ月半くらいと近づいているが、結婚式のコンセプトから改めて決めようと言う話になった。

そこで、ある土日に夜8時過ぎから家の近くの会議室をスペイシーで借りて、3時間くらい話をした。


ちなみに僕から「結婚式のコンセプト決めたい」と話したら

まりい「何を決めたいのかわからない」

と言われた。


なにか大事なものを決めようというときは、大概そんなものだと思った。結婚式の準備の大事さも、僕は1年くらいずっとやってきたが分からないまま走っていたから、同じような気持ちだろうと思った。


結論から言えば、その日の3時間くらいのMTGで僕らの結婚式のコンセプトは「楽しい会にしよう」にまとまります。


そのまりいとの3時間のMTGの中では、おぼろげに思い出したhey佐藤さんの結婚式に参加したときの話をした。

僕が過去参加した中で最も楽しく印象的な結婚式は、当時はお互いにスタートアップ界隈にはいたがほとんど交流無かったhey佐藤さんの結婚式に呼ばれた時のことだ。

本田さんとアンリさん以外ほぼ知らない結婚式に参加して、フリークアウトな人達が多かったが服装も超自由で楽しい感じの人たちしかいなかったし、終始楽しい雰囲気をまとっていた。

そのとき参加者へのメッセージカードがあったのだが佐藤さんより「今回の参加者はほとんど友達だが、きのぴーとはこれから仲良くなろう枠で呼びました」といったことが書いてあった。

ちなみにそこから5年?くらい佐藤さんと今も仲良いのかは不明で、永遠にこれから仲良くなろうの関係を続けて行くのかもしれない。

が、佐藤さんに誘われたら行くでしょうと、誘われるまま参加した自分だが、参加した瞬間なんかほっこりしたし、とにかく楽しい結婚式だった。

佐藤さんの結婚式を思い出し、まりいにも話をして、どんな会にするかの重要さを伝えて、今回、僕らの結婚式に参加してもらった人達にも、楽しい会だったという気持ちと、参加してしまったからこれを機に木下やまりいや、その友達と仲良くなってみようと思って貰える会にしたいというころまでまりいと合意出来た。


まとめると、結婚式披露宴の方の決めたコンセプトは、「楽しく、日常的なカジュアルな感じで。一般的結婚式披露宴らしい固さを無くそう」と言うことになった。


当日まで・当日をどう過ごしたのか

コンセプトが決まってからの1ヶ月は早かった。コンセプトを決めた日に、仕事に取り組む普段の自分のような気持ちになり、そこからまりいとの結婚式準備のSlackをつくり、タスクをスレッドで管理するようになった。僕の中では結婚式準備に初めてスイッチが入った。

また、当日の準備にあたり、まりいがデザイナーとしてBASEで働いていることもあり、プロフィールブックや席次表のデザインや、プロフィールムービーの企画・ディレクションも担当してくれた。それらは僕のスイッチが入る前から動いていたものも多いけど、それぞれこだわったものになった。

例えばこれ↓

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まりいがプロフィールブックを自分でデザインしたりした。ちなみに招待状もウェブで案内したのだが、まりいがSTUDIOでつくってくれた


結果、当日終わってみると、参加して貰った僕の先輩・友人・まりいの友人やそれぞれの家族などからも楽しい会になったという声を貰うことが出来た。

披露宴では、司会の開会の進行で「結婚式1周年パーティーを開催します」と話すと、会場から笑いがおき、ベクトル西江さんによる主賓挨拶で、「親族来てるの?」と言われるくらいに、カジュアルで楽しい雰囲気で開催することが出来たと思う。

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下記写真で振り返ります。

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挙式はチャペルで。

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冒頭にも書きましたが、朝はどしゃ降りでしたが快晴になりました。


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まりいの働くBASE社長の鶴岡さんのスピーチ。高砂をソファーにして距離を近く。ウェディングケーキもまりいが希望したオリジナルなものに。

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乾杯は投資先ROXX中嶋さんにお願いしました。彼が音楽大好きなのもあり、当日のBGM選定を全部やってくれました。夫婦でマーベル好きを伝えると披露宴パートの入場曲にMr.Blue Skyを選んでくれ、大好きな曲かつファンキーな曲だったので緊張が取れました。

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まりいが兄2人に小さいときからたくさん遊んで貰ったということで新婦が新郎にケーキを食べさせるのでなく、兄達が新郎新婦にケーキを食べさせるブラザーズバイトに。

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参加者のテーブルに写ルンですを置いておいて参加者に撮ってもらう仕掛けも。新婚夫婦で参加してくれた友人達もいました。


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まりいとペアルックで登場したプロフィールムービー。まりいプロデューサー作です。

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席札の代わりのプレートを組み合わせて、お色直し入場のときにテーブルラウンドしながらプレートを受け取り、参加者みんなでつくる結婚証明書を用意しました。これもまりいのアイデアです。

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参加してくれた若手起業家達

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個人的には僕の古巣のインキュベイトファンドのパートナーの赤浦さん本間さん村田さん和田さん&プライマル佐々木さんが揃って参加してくれたのは嬉しかった。

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何回もまりい含めて一緒に御飯に言ってくれた鶴岡さんと調べるおさん

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プレゼントリレーというお題にあった人を指名しスピーチして貰う余興をやることになり、そのパートを盛り上げてくれたのがPARK田村さん佐々木さん三好さんとおくりバント高山さん達。これもまりいのアイデア。

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最後は芝生でみんなが集まるところで写真を撮りたいというリクエストをしました。これは僕のアイデアだけど、本当に晴れて良かった。

ちなみに当日の様子を動画にしたものがこちら。エンドロールで流したものですが、結婚式の準備プランを話しているときに僕は「これ必要なの?」など言ったがまりいがやりたいと言ってつくったのですが結果大正解でした。僕ら夫婦でずっと見直してる。


最後に

結婚式準備が頑張れなくて、どうしたものかと悩んでいた僕が、結婚や結婚式をキッカケにまりいとも参加者の皆様ともこれから仲良くなろうと言う会にしようという会を開催することが出来ました。まりいはそのディテールたくさん頑張ってくれました。


「結婚式準備は全力でやり切ると一生嫁と話せる話題ができるからコスパが尋常じゃない」

これを感じていて、結婚式から2週間が過ぎましたが結婚式を振り返る時間は多くなり、これまで以上に結婚を実感し、まりいを大事に向き合っていると感じています。

参加者のみなさまやポジティブに向き合ってくださった皆様ありがとうございました。

起業は何回でもするべきだと思いますが、結婚は僕は一回で大丈夫です、まりいを一生大事にしていきます。これからも、よろしくお願いします。

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あと結婚式最後で言おうと思って忘れてしまったのですが、子供出来ました、年内の予定です。結婚時期が近いとか、子供が同世代な人の繋がりは貴重だと思っていて、ぜひそういうご縁があれば教えてください。

次は子育てというライフイベントを全力で楽しめるようがんばります。

ちなみに妻のまりいのnoteはこちらです。お時間ある方はぜひ読んでください。

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木下慶彦
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