炎上した件について

先日このようなポストをXで投稿した。

物凄い批判のコメントが僕に向けられ、所謂炎上という現象が起きた。

今回は炎上を振り返っていきたいと思う。

まず前提として僕は「イジメは言語道断だと思っているし、いじめをしている側が一方的に悪い」と思っている事は強く訴えておく。

僕がこのポスト含め一連の発言で伝えたかった事は「物事が発生する原因と善悪は本来は別個で考えなければ話が混乱して、イジメられる側が結果的に損をする」

という事。

よく聞く「イジメられてる人にも原因がある」という主張だが、この主張をしている人がどういう意味合いで原因という言葉を使っているかによるが僕は本来の原因という意味合いで考えれば状況によっては正しい主張だと考えている。

げん‐いん【原因】 の解説
[名](スル)ある物事や、ある状態・変化を引き起こすもとになること。また、その事柄。

空気を読めない事や不潔に見えたりワガママであったりする事がきっかけでイジメに発展するケースはよくある事だと思うし、実際に僕もそういったケースはいくつか見てきた事も聞いた事もある。

「原因」という本来の言葉の意味から考えると、この場合いじめられっ子にもイジメが発生する原因がある、という事に僕はなると思うのであのポスト投稿に至った。

繰り返すが原因の有無と善悪は関係無く、いじめられっ子は悪くない。

イジメる側が悪い。

これらをもっと上手くあのポストで表現出来てたら炎上にまでは至らなかったのかなとは思うが、率直に僕が未熟だった。

低身長という変える事が出来ない性質を例えに持ち出したのは完全に悪手であり、本当に伝えたい事は不快な感情を湧かせずに言葉を選んで慎重にポストする事が望ましいと改めて感じた事件であった。

しかし色々と不十分なポストであったのは認めるが、僕に寄せられたコメントで「イジメる方が100%悪いに決まってる」「じゃあ君の顔がムカつくからイジメて良いの?」「君の名前は木下広悠という名前だからむかつくからという理由でイジメられて納得する訳だね?」

等と、そもそも僕のポストの語義上主張していない事について批判されていたので、そこに関しては批判する側にも問題があると考えている。

炎上したポストに「原因がある事が悪い事では無い」と書いてあるのに「100%イジメた人間が悪いに決まってる」というのはまるで僕がイジメられてる人間が悪いと言ってるかの様な主張だ。

確かにそういう印象を与えてしまうような文章であったのは申し訳なく思うが、僕の主張を正確に理解して「間違った事は言ってない」と理解してくださる方も一定数存在した。

僕が慎重さを欠いてセンシティブないじめに関する話題に物申した事は問題だが、僕にきた批判の中にはそもそも根本的に文章を読んでいないとすら思えるレベルのものも多々あった。

感情的にすぐさま反発するのでは無く、冷静に文章を読む癖をつけて貰いたいと切に思う。

相手が言っても無い事を作り出してそこを批判する手法はストローマン論法と呼ばれるが、意識的か無意識かは分からないが結果的に僕は主張してない架空の主張で大勢の人間に袋叩きにされた(全くダメージは無いので僕個人としては問題無いのだが)

イジメる側が悪いと言っている人達が半ばイジメにも近い行為を行なっていてとても皮肉な事だ。

ある人は、木下さんが「空気を読めない」「若い生意気な人間」という性質により袋叩きにされてイジメられる人にも原因がある事を身をもって証明してくれたと語っていた。

それは正しい見方だと思う。

とにかく僕は、原因があればイジメを行なって良い等と言ってる訳ではなく、誰かが必ず助けてくれる程世の中はまだ上手く出来ていないのでイジメられないように思考停止せずに対策を取る事も重要だというのが僕の真意である。

パワハラもセクハラもイジメも僕は大体の場合被害者側に「反発しない」性質があると考える。

加害をする醜悪な人間はどの職場にも学校にも程度の差はあれほぼほぼ存在しているのが事実だと思うので、ほんの少しでも相手に反発する勇気を持つ方が良いと思うし、実際に反発すれば状況は少しは変わると思う(全く変わらない事も当然あるが)

反発というのは誰かを経由して相手に伝えても良い(パワハラをしてくる上司がいるのであればその人より上の立場の人間に注意して貰う等)

このままイジメてたら自分が痛い目みるな、と思わせる事が重要。

物凄く難易度の高い事を話していると思うが、一度その壁を越えたら驚く程生きやすくなる。

人に反発出来るという能力は人生を驚く程快適にする。

イジメが無い世界の実現を心から願っている。
















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