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神さまとワタクシ④

2012年12月、ワタクシは初めてお伊勢詣りに行く。目的は〝神頼み〟。
当時、離婚調停が思うように進まず、不調の結果、更に数年の歳月を不毛な裁判に費やすのは苦痛以外の何ものでなく、メンタルが持たない気がしたいた。
元妻の憑依現象に悩まされたとき、何度か除霊をして頂いた事があった。真夜中に突然人格が変わり、どうすることも出来なくなり、困り果てた。憑依した彼女が寝首をかいてくるかもしれないという恐怖に怯えた。生まれて初めて眠れない夜とやるせない時間、自分の無力感にうちひしがれた。それまでの人生はとてもついていたのだと思う。
自分では何もできないことを目の当たりにしてはじめて、〝大いなるもの〟を意識した。除霊をして頂いて、しばらくは収まっていた憑依現象も時間が経つとワタクシの恐怖を嘲笑うかのように現れ、ふつうの暮らしは出来なくなっていた。腰の治療をしていた整骨院を除き、医療機関の受診を元妻は何故か強烈に拒んだ。幸いなことに憑依現象を元妻の家族にも目撃されていたこと、会社の上司や弁護士、ワタクシの家族にも憑依現象を理解してくれたことで、ワタクシは自分自身が崩壊せずにすんだ。
しかし、元妻は離婚を認めなかった。頑なに認めようとしなかった。
困り果てたワタクシは、〝神さまにお願いしよう〟と決意した。
2012年12月、伊勢神宮へワタクシは向かった。
…続く

修験道も含めて

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