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神さまとワタクシ

ワタクシと神社⛩の出会いは、恐らく皆さんと同じだと思う。最初から現在のように大切に接していた訳ではない。
ふつうに、幼少期は年に一回、お正月に親に手を引かれてお詣りする記憶があっただけで、
父の方針で家に神棚は無かったせいか、特別な存在では無かった。
大学受験で崖っぷちの二浪目で上京した時も、苦し紛れで湯島天神ではなく何故か浅草寺へお詣りし、2回連続して『凶』御籤を引き、いよいよ神さまよりも自力本願を誓ったくらいの感覚であった。
凶運が強運に転じて腹が座ったせいか、ほぼ思い通りの大学に受かり、大学生活は憧れの俺たちの旅の世界を満喫、バブル時代の恩恵も受けつつ、生涯の友達とも巡り合う、素晴らしい時間を過ごすことが出来た。関東には太田道灌や徳川家康が築いた結界、神社仏閣の名刹がひしめいていて、昨今のパワースポットに沸いているが、ワタクシ自称歴史ヲタクを自負していた割りに当時は全く興味が無かったのである。
東京生活が余りにも充実していたので、北海道へ戻るつもりはなかったのだが、父の入院と故郷の地方銀行の採用担当者の言霊を契機として、Uターン就職をした。
まだ、神さまは登場しない。
…続く

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