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花束みたいな恋をした

先日、仕事終わりに珍しく映画館へ寄り道をした。

いつもはAmazon primeとNetflix、U-NEXTで映画は観ている。新作で観たいと思ったのが久しぶりだったのだ。

さて本題に入ろう。

この恋を思い出してきっと泣いてしまう、カルテット、最高の離婚 など

好きな日本のドラマの脚本は気づいたら全て坂元裕二さんだった。

今回この映画が公開されると知り、これは観なければと思った。ふと連勤終わり、疲れた体で別件のために寄ったショッピングモールで、10分後に上映開始の回があったのでチケットを買った。

滑り込みで中へ入ったらまだ広告中だった。

上映開始、序盤。

掴まれた。と思った。心を手に鷲掴みにされて、握られたような感覚。年齢設定があまりにもリアルで今、この瞬間に観る意味を強く感じてしまった。
絹が初めて麦の家に行ったあと、家に帰ってその幸せを蜜のようにベッドで噛み締めるシーンとか、幸せで溢れているシーンなのに胸が苦しくて泣きそうだった。

後半はそれまで御伽噺のように進んでいた物事も妙に現実味を帯びてきて感情の擦れ違いが起こって、それはそれで苦しかった。

花束みたいな恋をした

なんだけど

超個人的には

花火みたいな恋をした

ような感覚でした。

一生懸命紡いでるんだけど、幸せな瞬間って一瞬で、過ぎ去ってみると美化されてなんだか綺麗で儚く、尊くて。でも主人公たちは結果的にまた次のステージに立ったわけで、互いに向けられた餞があったな。

P.S.
麦みたいな想いをしている自分に気づいた。上司に振り回され怒られ、でもこれは生活の為で、という社畜思考。こんな社畜思考クソ喰らえだ。感情で動く上司は反面教師だしこんな歯車に一生いてやるか、そんな気分だ。
まだまだ若いな、自分。


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