KAN






これが大ヒットしてた当時、いろいろ権威ある( )音楽雑誌やサブカル雑誌は案の定小馬鹿にしてて
もっともそういうのを好んで読んでた俺自身も中2病現役絶頂期だったからそういう「売れてるものは何でもかんでも上から目線で小馬鹿にしつつマイナーなものや古いものを神格化して崇めるべき」
とかいうしょーもない思想にかぶれていたわけだが
そんな俺がこの曲に関しては初見でいきなり「これフォーシーズンズとかそういう由緒正しいアメリカンポップスの伝統に則った良質な曲やん」と見抜いてしまい
そういうの何も知らずに偉そうに上から目線で小馬鹿にしてた音楽雑誌やサブカル雑誌が急激にウスッペラに見えてきて、結果的に中2病が治るきっかけになった曲だと言えるかもしれない。
こんな奴らより俺のほうが音楽わかってんじゃん、などとそれはそれでまた上から目線で調子に乗ったのだが単に萩原健太さん(音楽プロデューサーかつ音楽評論家かつイカ天初代審査員長)のラジオ聞いてただけで調子に乗れるんだから簡単なもんだ。
同じ時期にやはり売れすぎて小馬鹿にされてた大事マンブラザーズバンドもバンドの名前からしてオールマンブラザーズバンドが元ネタだとすぐわかったしヒット曲はしょーもなかったけどそれ以外の曲にはそれっぽい要素も感じたりした。


KANはこれもとてつもない大名曲だな。
ギルバートオサリバンやエルトンジョンの伝統を受け継ぎつつそれらを軽く超えてるとすら思える。
時期的には渋谷系( )と同じ頃に渋谷系( )と同じ洋楽志向だったのにメジャーすぎて絶対誰からも渋谷系( )とは言われない。
同じ事はドリームズカムトゥルーにも言える。



あとものすごく気味が悪いんだけど「愛は勝つ」のあきらかに素人がカバーしてるバージョンが某チューブで100万回以上再生されてて
コメント欄も活況なんだが誰もそこ何も疑問に思わず普通にKANのオリジナルバージョンだと思ってそうなのばかりで恐ろしくなってきたんだが
俺もよく知らないジャンルの曲では素人のカバーに騙されてるんじゃないかという気がしてきて何も信じられなくなった。
某チューブはそういうの厳格に対応しないといずれいろいろモメる元になるんじゃないのかこれ?

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