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きのこのうらがわ(ひだひだとか)


しいたけとかエリンギとかの傘の内側のひだひだをふにふにするのが好きです。菌類すごいね、どうしてああなった(胞子を効率よく飛ばすために表面積を広げてるんじゃないかな)(真菌はよくわからん)

さて、今日のきのこ(今日のわんこみたいなノリ)、絶不調です!!!!!!!!!!
いや今日に限ったことではないんだけど。
具体的には火曜日の朝ぐらいから、本当はもうちょっと前から。不安→適中、みたいな感じで。

こんなツイートしたし

前回こんな記事も書いたところなので

私のオタク(私のオタクって何?)は分かると思うんですけど、人死にでワーになっとる。若い人の死はマジでこたえるなあ。なんつうか、あんまよう知らんいとことかよりも、そこそこ頻繁にやりとりをする、少なくともツイートを見てるような間柄の他人の死の方がキツくないか。ある日ぱったり更新が止まっちゃったりしてさ。そんでもって、最後のお別れには基本的に立ち会えないし。

昔読んで赤ベコになった記事↓


私は知的好奇心が旺盛なので(毎回言うけどこれネタだからね)、というか「わからない」方が怖くて、いてもたってもいられなくなって「火葬」の詳細を調べてしまった。何せ前回火葬に立ち会ったのは小学1年の春、顔をほとんど知らない曾祖母が亡くなったときだったので(しかも小さい子どもだからっつって骨上げはそのへんに立たされてただけでお箸持つのはやってない。なんか発泡スチロールがキュッキュッていうような音がしたなあ、ぐらいの記憶しかない)。
棺が炉に飲み込まれるところ、リップヴァンウィンクルの花嫁で観たけどだいぶ「くる」な。点火ボタンは喪主が押す、っていう風潮もまた(※追記:地域によるらしいです)。職員さんが押すのとどっちの方がいいんだろう。気持ち的に。なんか死刑執行(床パカ)のボタンみたいに複数あった方がよくないか。


で、さっき言った「火葬について調べてみました!いかがでしたでしょうか?」の内容、点火後のことも勿論調べたたんですが、うーんちょっと人を選ぶので少し改行挟みますね。
私はこれを知って落ち着きを得たけど、そうでない人もいるでしょうから(仕組みを知って落ち着きを得る、ってどのくらいの人が該当するのかな。でもさすがに人体が焼けてるところ見るのは納得とかそういう方向性ではない気がするな)。

*で改行して【】で囲ってる文字から始まるので、次の【】と*まで薄目でスクロールしてね。


【詳細ここから】

炎の温度はおよそ800℃。事故や事件でのバラバラ遺体とかでもない限り、基本的に頭部を奥にして炉に入れるので、頭髪や頭皮はほぼ一瞬で焼失して頭蓋骨が露出するらしいです。棺自体が燃え尽きるのは15分後ぐらい。
スルメを炙ると縮む、あるいはかつお節をあったかいおうどんやお雑煮にかけると踊る、あれらと同じ仕組みで、筋肉は熱で収縮します。したがって、仰向けで寝てる状態から手足がだんだん曲がってうずくまるような姿勢、つまりファイティングポーズみたいになるんだとか。私は胎児の姿勢を想像したけど、死んでから胎児の姿勢になるってなんか業が深いなあとと思わなくもない。火葬技師さん(ボイラー技師の免許をお持ちの職員さん)という方が炉の後ろの小窓からそれを見て、燃えにくそうな姿勢になったらデレッキなる鉄のながーい棒でつついて"ととのえる"とのこと。姿勢だけじゃなくて、燃え落ちた棺の一部や副葬品がご遺体に被ったときに退けたりもする(ただでさえ水分多い人体が燃えにくくなるので)。世の中にはすごい仕事があるんだな……たぶん我々バイオ系研究者がねずみさんの首をピッして脱臼させるのに慣れる(私は細菌屋なので慣れてない)のと似たような感じだとは思うけど。ご本人の感覚の話ね。
さて、人体の6~7割は水(年齢や体型によって異なるけど)なので、当然表皮がなくなれば(なくなる以前に炭化した皮膚がひび割れて)体液が漏出します。脂も高温になれば液化します。それらはどうやら魚焼きグリルみたいな感じで滴って、高温で蒸発するみたい(※追記:魚焼きグリルの説明、今は棺を支えるものが格子状の「ロストル式」はあんまりなくて板状の「台車式」なので、網から落ちるイメージではないっぽいです。むしろホットプレートの上の肉汁とかそんな感じ?嫌すぎる喩えだな)。つっても組織液にしろ血液にしろ固形成分(リンパ球とか血餅とかね)はあるやろ……と思ってたら、炉(ロストルの格子、台車の表面)にこびりつくか骨にこびりつくかのどっちからしい。
難燃部位、まあだいたい内臓、特に腰のあたり(骨盤に囲まれてるからそりゃね)、これは中盤~終盤に先程の技師さんがまた調整して生焼けを防ぐとのこと。モツ焼き、確かに時間かかるよなあ。

で、だいたい45~70分ぐらいで完全燃焼する(※追記:前述のロストル式だとこれぐらいで、台車式だともうちょいかかるみたいです。まあ体格や脂肪量にもよるけど)。
骨はリン酸カルシウムでできてるので焼失はしない、けどすげえ高温で熱されるからぱきぱき割れる(強火すぎると粉々になっちゃうから職人技で調整される)。人によっちゃ前述のスルメ踊りの結果、腕やら足やらの骨が散らばる。炉の前室にいる火葬場職員さんがそれを骨上げの前にある程度"ととのえる"。骨壺には足側から入れる。(※追記:海外では基本的に遺族が骨上げをせず、火葬場職員さんの粉砕した灰がパックされてお届けされるので、骨の位置を"ととのえる"必要がなく高火力で全方向から焼けるロストル式が主流とのこと。粉砕て。えげつないことしはる。ちなみに西日本では部分収骨といって、小さめの骨壺に一部しか収めず残りは火葬場側でまとめて永代供養される場合が多いそうです。それもなんだかなあ。全部くれよ。)

ここでふと私は思う訳です、タンパク質を構成する元素はCHON(P)S、そのうちCとHとOはCO2(二酸化炭素)、H2O(水)になって大気中に出ていくとして、NOxやSOxはどうなっとるんやと。酸性雨の原因物質ですね。
まあだいたい想定内ではあるんですが、やはり煙を出すところにフィルターがついてて、有害な物質はそこでトラップされるとのこと。(※追記:現代の技術ではそもそも煙=微小な固体がほとんど外に出ないようになってるらしい)
……いやさっきの体液の一部が炉にこびりつくとか揮発成分の一部がトラップされるとか、なんかちょっと「残ってる」のがさ……うーん、やっぱ土葬の方がよくない?みたいな気分になっちゃった。塵や汚れとして扱われるの、なんだかな。国土面積狭いし、感染症対策のためには焼いた方がいいんだけども。


【詳細ここまで】


はい。

で、ここから先は個人的な、あるいは故人的な話をズラズラ書いていくつもりなので、お気持ちいただきます。グリーフケア、のようなもののつもり。セルフで。
ただ、具体的に誰が亡くなったのかについても言及しちゃうので、できればそれが誰なのかをご存知ない方はここでブラウザバックしてほしいな。どうしても知りたい!って人はお気持ちお願いします。

では。

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