見出し画像

春はすぐそこ?(農家の日記)

ついこの前年越しをしたと思ったら、1月はあっという間に過ぎ去り、2月に入りました。立春を過ぎたので暦の上では春なんですが、まだまだ寒い日が続いています。しかし明日以降、少しずつ暖かくなっていきそうな予感。

最近の近況報告。まだ農作業は本格化しないので、ひたすらウッドデッキとピザ釜作りに邁進しておりました。ほぼウッドデッキに費やしましたが。休日には前の職場の後輩に手伝ってもらい、おかげさまでもう少し、という所まで来ました。

ここで材料とビスが足りなくなり、小休止。

ピザ釜も少しずつ進めてます。最近は朝の冷え込みで外の水栓が凍って水が出ない日もあり、休みがちでした。

もう1段積んだら、アーチ部分に入って行きます。

ここまで来たので一気に完成まで持って行きたい所ですが、2月に入ると畑の準備が一気に忙しくなります。今までは畑も凍っていたので何も出来ませんでしたが、気温が少しずつ上がると共に仕事も増えて来ます。これからは、なかなかこのピザ釜に時間を使えなくなりそうですが、屋根もあるので雨の日仕事でぼちぼち組んでいこうかと思ってます。

畑仕事とは少し違いますが、今日はしいたけ原木の玉伐り作業を行いました。去年の暮れに倒しておいたクヌギの木を、原木として使用する長さ90センチに切っていきます。

いつの間にか撮影されてました。チェンソーにて玉伐り作業中。

この原木に、しいたけ菌を染み込ませた「駒」を打ち込みます。そのしいたけ菌がこの原木にしっかり廻ると、この原木からしいたけが発生してきます。菌にもよりますが、一般的には約1年半くらい発生までに時間がかかります。毎年少しずつ原木を仕込む事で、毎年収穫出来る様になります。
たくさん原木を仕込んで収穫して、皆さんに販売出来ると良いなぁと思ってますが、このしいたけ原木に適した「クヌギ」や「コナラ」の樹が少ないんですよね。。。しいたけ栽培においては、この原木の入手が課題です。


話は変わりますが、そういえば最近、試験勉強してます。

初心者向け講習会のテキスト&例題集。

狩猟免許試験(わな)を受験します。田舎の農業には必ず必須の「獣害対策」。稲の苗は鹿に食べられ、稲が実ればイノシシが狙いに来ます。野菜ももちろん。とにかく年中、獣達との戦いです。彼らも生きる為に必死ですからね。こちらの都合などお構い無しな訳でして。今までは猟友会の方々にお願いするしかありませんでしたが、少しでも自分で捕らえる事が出来ればと。

獣害に対してはいろいろな考え方があると思います。山に豊富に餌があり、昔の様に人間が山に入って木を伐ったり葉っぱを集めたりという活動をしっかりとしていれば、奴らもそう簡単には人間のテリトリーには近づこうとしないと思います。しかし残念ながら、今は全くと言って良いほど山に手が入っていないので、獣はあっという間に民家のすぐ裏まで来る事が出来てしまいます。すると目の前には美味しそうな餌を作ってくれている畑と田んぼが広がっているという寸法。畑と田んぼを柵で囲って守るしかない状況です。
最初はひたすら田んぼが柵で囲ってある風景は、なんだか見た目が悪いというか獣に負けた感がある気がしてすごく嫌でしたが、今となっては受け入れざるを得ないですね。残念ながら。狩猟免許を取って捕まえたとしても、捕れる頭数は繁殖スピードには追いつかないので焼け石に水かも知れませんが、まぁ意地ですよね。負けっぱなしでたまるか、みたいな。
田舎に住んでる以上、付き合っていかなければいけない問題です。これを機に奴らの生態を観察して、少しでも被害が減らせる方向に持って行ければ、と思ってます。

久しぶりの試験、頑張ります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?