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近畿WEIN図鑑 #13 歌崎 雅弘

ー「本音で生きる」はめっちゃ幸せー


プロフィール 

歌崎 雅弘(うたざき まさひろ)
1979年 伊丹市生まれ。京都大学農学部卒業。
高校3年8月で偏差値40の状態から京都大学を志し、半年で偏差値80まで上昇させ見事京都大学農学部に合格。その経験に基づいて構築した「さとり学習法」と伝える「いま-みらい塾」を運営。
2020年4月、早押しクイズ学習アプリ「はやべん」 をリリース。LINEと提携し、大企業や自治体への導入を進める。文部科学省・経済産業省のHPでも紹介される。
「マリオメーカー2」で元世界ランキング3位の実績をもつゲーマーでもある。


今回の図鑑では、我らが近畿チームリーダーの歌崎さんにお話を伺っています。WEINの中で精力的に活動をされている歌崎さん。みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか。まだあまり知らないなぁと思っているメンバーのみなさんに、リーダーの魅力をお伝えしていきます!


ーWEINにはいったきっかけはなんでしょう?ー

Facebookに案内がきていたんです。私は起業家ですので、コミュニティの案内や起業家支援のプログラムがあれば、基本的に全て挑戦することにしています。例えば大企業などが起業家と一緒にスタートアップ事業を作っていくようなプログラムがあれば、全て挑戦しているんです。

WEINの案内の中にそういった内容が記載されおり、面白そうだと思ってページ開いてみると、「挑戦者を支援応援する」と書いてありました。いつか自分も挑戦者を支援応援する立場になりたいと思っていたこともあり、自分の挑戦を支援応援して貰いながら、一方で自分が誰かを支援する側にいくこともできる場所は理想的なコミュニティだと感じ、挑戦してみようと思いました。

ー歌崎さんは「挑戦者」として前にどんどん進んで、他者を引っ張っていくイメージがあったのですが、「支援・応援」といったサポートにも魅力を感じられてるのですね。ー


私は自分が挑戦することと、他者の挑戦を支援したいという両方の気持ちがあります。とにかく自分が行動しまくってひっぱる部分もありますが、その反面寄り添いたい気持ちもあります。どちらか一方ではなく、多面的な要素は必要ですし、自分にもその要素があると思います。

そのため、どちらかに偏ることはあまりなく、自分はこうだと固定をすることは避けるようにしています。自分を固定しないことが私のポリシーでもあります。ポリシーをもたないことが私のポリシーなんです。

歌崎さん3

ー「自分を固定しない、ポリシーを持たない」その為に何を大切にされているんでしょうかー

やり方や意見はどんどん変えていきます。なぜなら、これをするべきだと思っていても、その真逆が正解の場合もあるからです。相反する意見をつねに意識することを大切にしています。状況によって変わることができることは大切だと思っています。

私は意見をズバッと言い切ってしまうことが多いので、「単純な人」だと思われがちなんですが、実はそんなに単純な人間ではないんです。

では、なぜ「言い切る」ということをするのかというと、言い切らないと変わらないからです。状況を変えるときは「絶対にこうだ」と言い切るようにしています。かなり強く、決めつけているかのように発言します。


でも、本当は決めつけてはいないんです。相手の意見を聞く姿勢はいつも持っていますし、その意見によって自分の意見を変えることはいつでもできます。しかし場の状況を打破しなくてはいけないときは、決めつけるぐらいのことを言わないと変わらない。強い言葉がないと人は決断できないので、あえて強い口調で言い切っているんです。


言い切るまでの判断は慎重にしています。その中で、これは絶対に言うべきだと思ったときは恐れずに言い切ります。はっきり言い切る人が少ないこともあり、自分がやらなければと強く意識しています。


WEINの中でもあることですが、せっかくいいものを目指しているのにメンバーが尻込みしている状況はもったいないじゃないですか。それなら自分がまず一歩を踏み出すようにしています。実は何気に空気を読むタイプなんですよ(笑)

ー歌崎さんがリーダーとして何か気をつけていらっしゃることはありますか?ー

WEINだからとか、近畿のリーダーだからといって特に気をつけていることはないんです。常に自分の中でやっていることをやればいいと思っています。それは、「本音で全力で挑戦する」ことです。
私は、みんなが本音で全力で挑戦する状態になると面白いと思っているんです。だから、みんながその状態になるために自分が全力で本音で挑戦しているんです。


本音で生きることは、めっちゃ幸せなんです。でも、本音で生きることはとても難しいことです。なぜなら自分が心の底から「これがやりたい」って思うことは、周りから難しいことだって言われることが多いからです。本当は自分がやりたいことなのに、外部からの難しそうという声に気持ちが負けてしまうことがあるからです。


だから、本音で生きていることは、全力で挑戦していることなんです。全力で挑戦していることは幸せなことなんです。自分の本音に沿って行動ができるからです。自分の周りが挑戦している人ばかりになれば、自然と人から無理だと言われたことを成し遂げたという面白い話をずっと聞き続けることができるようになるんです。「すげーな!!」という話で溢れる場所は面白いと思いませんか。


僕の周りにいる人が本音で挑戦する状態を作りたいから、まずは自分が本音で挑戦しています。「本音で生きるひとを増やす」という本音で生きています。
もし、本音で生きないまま10年過ごしたらどうなるかを考えてみてください。そうしたら、その先の自分の人生を本音で生きるのは更に難しくなります。ずっと本音で生きられない状態は、ずっと外からの声に従って生きてることです。僕はそれが嫌だから、今この瞬間も本音で生きています。


ー本音で生きることが挑戦すること。挑戦には失敗の心配もあると思うのですが。ー

失敗はしてもいいと思っています。これは私の中での失敗学なんですが、「失敗は伝説を作るチャンス」。失敗しても、その先に成功させたのならストーリーになるんです。失敗は気にしません。言い換えれば、挑戦こそがストーリーを作る。挑戦したあとの失敗は、挑戦した後の成功と同じくらい大切なものです。


まずは挑戦することが大事。挑戦せずにする失敗も世の中にはたくさんありますよね。守りにいった後の失敗や、やみくもに走ったあとの失敗もそうです。なんでもやればいいというわけではありませんし、それは挑戦とはいわないと思います。挑戦は、自分が本音で成し遂げたいと思ったことで、人からは難しそうだと思われるような内容でないとダメです。


「みんなはこういうけど、自分はこう思ってる」が大事。私が今の事業を始めた当初、勉強に関することでお金を稼ぐことが恥ずかしいと思っていた部分がありました。本当は今の勉強のやり方がおかしいと思っていたのに、どこかで外からの声や目を気にして、自分の本音に本気で挑戦することができていなかったんです。


そのため事業がうまくいかず、ホームレスになったことがありました。でも、その時に気が付いたんです。自分の本音を自分が恥ずかしいと思っていることが本当は一番恥ずかしいことだと。そこからは絶対にこの事業をやり遂げると決めました。自分が本音でやりたいと思っていることだから、外部の声なんか関係ないと全力で挑戦することができるようになりました。


自分の考えていること、挑戦しようと思っていることが恥ずかしいと感じる人は多いんじゃないでしょうか。でも、イノベーションのきっかけになるのは本音の部分だと思います。だから自分の心の声を大事にしてほしいと思います。

ー今歌崎さんに課題はありますか。またもし課題があれば、どんなアプローチをしようと思っていらっしゃいますか-


課題としては、WEINの中で自分のパワーが分散している気がしています。全体の運営に携わっているので、近畿部隊に対して使っている時間が比較的少くなってしまっています。本当だったらもっとできるのにと思っている部分があります。

また、何か企画をしても固定メンバーになってしまっており、全体を盛り上げるためにも、新規メンバーが必要だと思っています。そのため、熱量の高いメンバーや、まだWEINに参加してない人にどんどん声をかけていってほしいとお願いするつもりです。

面白い人がいれば声をかけてほしいとたくさんの人に伝えることで、どこかにいる誰かに声が届くと思っています。そうして熱量の高い人がどんどん増えて、みんなが挑戦している状態ができれば、もっと面白くなるんじゃないでしょうか。


今、WEINスクラムというイベントを定期的に開催しています。このイベントはとても素晴らしいので、頻度を上げ継続して開催できるようにしていきます。参加者を増やすためには、やり続けることも大事だと思っています。このイベントがよかったと思う人を一人でも増やしたい。そのために、これめっちゃええよって当たり前の顔をしてやり続けようと思っています。

歌崎さん2


ー最後に、これからWEINや近畿チームをどういう場にしたいと考えていらっしゃいますかー

とにかく起業家、挑戦者を増やしたいです。挑戦者が増え続ける仕組みをつくりたいですね。挑戦者が一歩ふみだし、成功体験をする場所にしたいです。成功体験をする人がどんどん増え続けることで、ここにきたら挑戦できると思う人達が集まってくるようなスパイラルを作りたいです。


とにかくここにきたら挑戦できる。ここにきたら面白い挑戦者がいるし、その挑戦者を支援したい人がみつかるという仕組みをつくりたいです。個人的には、自分の事業がうまくいけば、起業家をいろんな側面からサポートすることもできます。そうなれば、挑戦への支援をもっと加速することができるんじゃないかと思っています。

起業する時に、絶対に必要なものもあるので、それをサポートする体制も今WEIN本体で整えているところです。起業家を支援する仕組みはこれからどんどん整備されていきます。そういったものも利用しながら挑戦者を増やしたいですね。


また、挑戦している仲間同士の支えは、人が集まるコミュニティの機能として必要だと感じています。みんなが挑戦している場は、いいことだけではなくて、失敗なども言い合える場であってほしい。失敗が恰好悪いわけではない。ここならなんでも話ができる、ダメなことも言い合える、全部本音で語り合うことができる、そんな場所を創れたらと思っています。


いつも全力疾走していらっしゃる歌崎さん。強い印象や優しい印象、もちろんユーモアのセンスも抜群にある方です。その真ん中には「本音で全力で挑戦する」という絶対にぶれない軸をもっていらっしゃることが今回じっくりお話を伺ってよくわかりました。
近畿チームのリーダーとして「挑戦」の渦のど真ん中で、力強い旗手となってどんどん渦を大きくされていくことだろうと思います。

面白そうだなと思った方は、是非この渦に飛び込んできてくださいね。一緒に挑戦し、また挑戦する人を支援することで、私たちにしかできない成功のストーリーを作っていきましょう!!

ライター : 林 知里

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