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重賞ローテ考察No190 札幌記念+北九州記念

重賞ローテ考察 札幌記念


今回のテーマはこちら

『前走G1組の複勝率を約30%アップさせる取捨選択』

今年の札幌記念は、海外含めて前走G1組10頭という豪華メンバー。
ローテ考察では、札幌開催の直近9年(2014〜2022年)を対象とし、前走G1組からの好走に必要な経験についてフォーカスしました。

【前走G1組好走傾向】
対象9年着度数:5-7-7-29
※前走海外G1含む
※(○/19)は、『対象9年の3着以内馬19頭中、該当馬○頭』の意味となります
①年齢
・6歳以下(19/19)
②近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当(17/19)
1)芝2000〜2200のG2以上で、4角7番手以内かつ上がり3F3位以内の、2着以内または着差0.4以内あり
2)芝1600のG1で、3着以内または着差0.1以内あり

※例外は以下2頭
2022年 パンサラッサ 当日2枠3番
→近5走以内に、芝1800のG2,G1で4角先頭の1着あり
2018年 マカヒキ 当日3枠5番
→近5走以内に、芝2000〜2200のG2以上で、4角7番手以内かつ上がり3F4位タイの、2着以内または着差0.4以内あり

・前走G1組の全体着度数:5-7-7-29
勝率10.4% 連対率25.0% 複勝率39.6%

・好走条件該当馬の着度数:4-6-7-8
勝率16.0% 連対率40.0% 複勝率68.0%

→絞り込み前と比較し、複勝率が28.4ポイントアップ。

🌟2023年①②どちらも該当馬🌟
→なし ※次点でヒシイグアス

これは驚きました。
今年のメンバーほとんどが、4角ポジションや上がり3Fを加味した必要経験を満たせず。
唯一、上記②を満たしていたのは、ヒシイグアスのみです。
7歳の為①に該当してませんが、6歳時の昨年が宝塚記念2着で、年齢がマイナスになる馬ではなく、ここは妥協出来るポイントでしょう。
人気薄なら上位評価で勝負します。

また、対象9年の前走G1組例外2頭に当て嵌まる馬として、ジャックドールをピックアップ。

札幌芝は今週からCコース替わりで、内の痛みがカバーされる為、内を通れる事はプラス。
その結果として、1〜3枠の成績が非常に良く、例外馬のパンサラッサとマカヒキも3枠より内での好走でした。
ジャックドールは、同型馬が外目の枠となった事により最内通っての逃げ想定で、好勝負を期待します。

🌟ローテ考察テーマ推奨馬🌟

→ヒシイグアス、ジャックドール

〜おまけデータ〜

【勝ち馬傾向(札幌記念)】

※(○/9)は、『対象9年の勝ち馬9頭中、該当馬○頭』の意味となります
※前走海外は国内前走でカウント
①年齢
・6歳以下(9/9)
②前走人気
・8番人気以内(9/9)
③前走着順着差
・着差0.9以内(9/9)
④近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当(3/9)
1)芝1800以上のG3以上で、3着以内または着差0.1以内あり
2)芝1600のG1で、4角3番手以内または上がり3F3位以内の、3着以内または着差0.1以内あり

🌟2023年の①〜④全て該当馬🌟
→ジャックドール、プログノーシス、シャフリヤール、ダノンベルーガ、ウインマリリン、マテンロウレオ、ソーヴァリアント、ウインマイティー

【相性RANK:前走レース(札幌記念)】

🥇安田記念  2-2-1-4連対率44.4%

【安田記念組好走傾向】

対象9年着度数:2-2-1-4
※(○/5)は、『対象9年の3着以内馬5頭中、該当馬○頭』の意味となります
①年齢
・6歳以下(5/5)
②前走人気
・7番人気以内(5/5)
③前走着順着差
・着差0.5以内(4/5)
④近走実績
・近5走以内に、芝G1で、上がり3F3位以内の着差0.5以内あり(4/5)

🌟2023年の①〜④全て該当馬🌟
→なし

【札幌記念予想印・買い目】※結論はコチラ

◎12.ヒシイグアス
○5.ジャックドール
▲10.トップナイフ
☆13.プログノーシス
△1.6.14

単勝
12
馬連
12-1.5.6.10.13.14
3連複
5-12-1.6.13.14
5-10-1.6.12.13.14

本命は考察テーマ推奨馬からヒシイグアス。
中距離G1実績は、宝塚記念と香港Cの2着で申し分なし、なおこの2レースは共に札幌記念と同じ右回り。6番人気以下の馬では、最も一発ある力を持っていると思います。
懸念は、Cコース替わりで内有利傾向が出ている馬場の中での7枠12番。
外追走や差し追込に負担のかかる展開になった場合の対策として、○▲に逃げ先行馬。
特に▲トップナイフは、札幌芝に実績を持ち、逃げずとも番手先行で良いタイプ。ここ2戦はスタートのアクシデントで先行出来ていないだけで、先行してかつジャックドールと削り合わない展開になれば、セットで残した荒れ目を3連複に仕込んでおきます。


【北九州記念予想印・買い目】※結論はコチラ

◎11.トゥラヴェスーラ
○13.デュガ
▲2.ボンボヤージ
△1.14.15.18

単勝
11
馬連または馬単2着付け
1.2.13.14.15.18→11
ワイド
11-2.13
3連複
2-11-13

〜参照傾向+本命馬見解〜

【勝ち馬傾向(北九州記念)】

※(○/10)は、『近10年の勝ち馬10頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走距離
・1000または1200(10/10)
②前走人気
・7番人気以内(9/10)
③前走着順着差
・着差0.7以内(10/10)
④近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当(9/10)
1)右回りの芝1200重賞で、着差0.8以内あり
2)小倉芝1200または芝1200重賞で、1.07秒台の1着あり

🌟2023年の①〜⑤全て該当馬🌟
→ジャスパークローネ、モズメイメイ
※次点でトゥラヴェスーラ

トゥラヴェスーラは④が非該当も6走前に右回り1200のG1で着差0.3。妥協出来る範囲。
ジャスパークローネとモズメイメイは同型多数で前走の再現性に疑問。また、共に前走は内伸び馬場の恩恵もある事から、人気になるのであればトゥラヴェスーラを上に取りたい。

【相性RANK:前走レース(北九州記念)】

🥇アイビスSD 3-3-2-26連対率17.6%
🥈CBC賞   3-2-3-36連対率11.4%

【アイビスSD組好走傾向】

近10年着度数:3-3-2-26
※(○/8)は、『近10年の3着以内馬8頭中、該当馬○頭』の意味となります
①年齢
・6歳以下(8/8)
②前走人気
・7番人気以内(7/8)
③前走着順着差
・着差0.4以内(7/8)
④近走実績
・近5走以内に、芝1200重賞で着差0.5以内あり(8/8)

🌟2023年の①〜④全て該当馬🌟
→なし

アイビスSD組は、千直競馬の適性だけでなく芝1200の重賞でもある程度好走出来ている事が重要で、去年もアイビスSDで2着に好走したシンシティが7番人気15着と凡走しました。
今年も同組から3頭が出走しますが、この近走実績を満たせている馬はおらず、個人的には見送りが妥当と考えます。

【CBC組好走傾向】

近10年着度数:3-2-3-36
※(○/8)は、『近10年の3着以内馬8頭中、該当馬○頭』の意味となります
①年齢
・6歳以下(8/8)
②前走人気
・8番人気以内(7/8)
③前走着順着差
・7着以内または着差0.7以内(8/8)
④近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当(8/8)
1)芝1200重賞で、2着以内または着差0.2以内あり
2)小倉芝1200または芝1200重賞で、1.07秒台の1着あり

🌟2023年の①〜④全て該当馬🌟
→ジャスパークローネ

字面の該当馬はジャスパークローネですが、勝ち馬傾向同様ここでもトゥラヴェスーラを推奨します。
今年のCBC賞は4角3番手以内の馬で1.2.3着独占の前残り戦で、1.2着馬は道中で馬場の最内を通った馬。4着馬トゥラヴェスーラは中段追走から直線外を追い込む競馬で、馬場と展開には恵まれていなかった。
前走の1.2着馬が、今回斤量プラスに加えて、逃げ先行馬多数で展開面に恵まれるかは未知数となる中、トゥラヴェスーラは斤量据え置きで逆転は可能とみます。
CBC賞組は前走負けても2走前以前の実績で巻き返しが効くローテ。
トゥラヴェスーラは芝1200のG1を4戦して0-0-1-3も、全て着差0.3以内。
中々勝ちきれないタイプではありますが、展開向けば差し馬が頭まで突き抜けるのが北九州記念ですので、ここは本命狙います。

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