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重賞ローテ考察No225 NHKマイルC

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【NHKマイルC考察】

『勝ち馬傾向』

※近10年が対象

①前走クラス
・G3以上
→近10年の勝ち馬全てに該当
②前走人気
・G1:不問
・G2以下:7番人気以内
→近10年の勝ち馬全てに該当
③前走着順着差
・5着以内または着差0.4以内

④近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)芝1600のG1で、上がり3F3位以内の3着以内または着差0.6以内あり
2)芝1400〜1600の1勝クラス以上で、4角5番手以内かつ上がり3F1位の1着あり
3)東京芝1600で2勝以上

【2024年の①〜④全て該当馬】
アスコリピチェーノ
ゴンバデカーブース
ジャンタルマンタル
ダノンマッキンリー

『好相性ローテ順位と好走傾向』

※近10年

1位:皐月賞(2-1-1-9) 複勝率30.8%
2位:桜花賞(2-2-0-13) 複勝率23.5%
3位:アーリントンC(2-0-5-23) 複勝率23.3%
4位:ニュージーランドT(2-2-2-41) 複勝率12.8%
※毎日杯は複勝率25.0%も、好走数2例の為一旦除外

『皐月賞組 好走傾向』

※近10年

①前走通過順位
・4角5番手以内
→近10年の3着以内馬全てに該当

②近走実績
・近5走以内に芝1600の重賞1着、または芝1600のG1で3着以内あり
→2014年のキングズオブザサン以内に該当

【2024年の①②該当馬】
ジャンタルマンタル

皐月賞→NHKマイルCで好走する為に必要なローテ要素は、『ポジション負荷』と『マイル実績』

2項目共に該当:2-1-0-1 複勝率75.0%
1項目以下に該当:0-0-1-8 複勝率11.1%

2項目共該当でNHKマイル着外だったクリノガウディーは、朝日杯2着の実績はあれど芝1600は下級条件含めて未勝利だった馬。
ジャンタルマンタルについて、朝日杯実績には既に触れていますが、皐月賞でのポジション実績もローテ視点では高評価となります。

『桜花賞組 好走傾向』

※近10年

①前走人気
・7番人気以内
→近10年の3着以内馬全てに該当

②前走着順着差
・5着以内または着差0.4以内
→2021年のソングライン以外に該当

③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)芝1400で、4角4番手以内かつ上がり3F3位以内の、1着あり
2)東京芝1600重賞で、4角3番手以内の2着以内または着差0.1以内あり
→近10年の3着以内馬全てに該当

【2024年の①〜③該当馬】
なし

アスコリピチェーノは、③近走実績に該当していない所に若干の気持ち悪さがある印象。

と、いうのも、、、
③近走実績該当/非該当
該当馬:2-2-0-1 複勝率80.0%
非該当馬:0-0-0-12 複勝率0%

杓子定規的ではあるので流石に印は打ちますが、ローテ視点では想定2番人気程の信頼は?という印象。
桜花賞組では、芝1400または東京芝1600の上級戦を先行してかつ上がり3Fも上位の脚で好走した経験が、NHKマイルCでは評価したいローテです。

『アーリントンC 好走傾向』

※近10年

①前走人気
・7番人気以内
→2022年カワキタレブリー以外に該当

②前走着順着差
・3着以内または着差0.3以内
→2022年カワキタレブリー以外に該当

③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)前走を除く芝1400〜1600の1勝クラス以上で、4角6番手以内の1着あり
2)4角1番手で上がり3F1位かつ着差-0.8以上の1着あり
→近10年の3着以内馬全てに該当

【2024年の①〜③該当馬】
なし

アーリントンCは内が良い馬場状態で、2着アレンジャーは好位の内から抜け出す馬場を味方にした好騎乗。道中スローになった為展開も味方した印象です。
ディスペランツァも道中は中段最内で脚を溜め、直線の進路取りと差し切りはこれも騎手が見事。今回モレイラ騎手が乗れないのは痛いところです。
また、NHKマイルは道中からペースが流れ、1400mを前で受けて好走出来る質が活きやすいレース。3着のチャンネルトンネル含め、この点において、過去の本番好走馬に通ずる実績が無いのは懸念材料です。
とは言え、NHKマイルCで3着馬を良く出すローテなので、3連系馬券を買う場合は、好きな馬をぜひ入れておきましょう。

『ニュージーランドT 好走傾向』

※近10年

①前走人気
・7番人気以内
→近10年の3着以内馬全てに該当

②前走着順着差
・3着以内または着差0.3以内
→近10年の3着以内馬全てに該当

③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)前走を除く芝1400〜1600のOP以上で、4角5番手以内の3着以内または着差0.6以内あり
2)東京芝1600で上がり3F1位の1着あり
→近10年の3着以内馬全てに該当

【2024年の①〜③該当馬】
ボンドガール

NHKマイルCの穴馬輩出レースと言えばここ。
2023年9番人気1着のシャンパンカラー
2018年6番人気1着のケイアイノーテック
2016年12番人気3着のレインボーライン等、
芝1600を上がり3F1位で1着や芝1600重賞で好走する実力を持ちつつ、ニュージーランドTでは適性的にちょい負けする馬が狙い目。

ボンドガールは、元々同世代の牝馬筆頭格とされていた馬。前走は前半600m折り合いつかない中で、あの内容にまとめたのは地力を見せた印象で、よりペースが上がる東京芝1600のG1は無理して抑えなくとも脚が溜まる可能性あり。
前走同様武豊騎手が乗れるのも心強く、4〜5番人気であれば買いたい1頭。

『他注目馬短評』

・ダノンマッキンリー
ファルコンSの中京芝は、開催3日目で内が良い馬場状態。
2、3、4着馬は4角5番手以内のポジションで、後半800mのレースラップは11.7→11.5→11.3→11.9だった様に馬場と展開を活かした印象。
ダノンマッキンリーは後方待機で4角13番手から、外をただ1頭33秒台で差し切った非常に強い内容。
懸念は折り合いで、1400→1600の延長はハードルとなりそうですが、NHKマイルCはペースが流れ易いですし、前走から騎乗した北村友一騎手と手が合うのであれば、末脚炸裂で頭までは警戒しなくてはいけない1頭です。

・シュトラウス
溜める競馬を教える様に、前走は最後方から。
直線は進路変更や詰まり通しでスムーズに追えておらず、力負けではない。
前走の内容が活きるなら、巻き返しても不思議ではない1頭です。

・ノーブルロジャー
前走は特殊馬場の前残りで特にプラス評価と感じませんが、2走前のシンザン記念はニュージーランドT勝ち馬のエコロブルームに完勝しており、押さえておきたい。世代限定重賞において、近走の相手関係は1つ重要なポイントになります。
新馬戦では東京芝1600 1着で輸送とコースも経験済みであり、勝ち切れなくとも2〜3着にはマークしたい1頭です。

『NHKマイルC ローテ考察推奨ランキング』

1位 ジャンタルマンタル
2位 アスコリピチェーノ
3位 ダノンマッキンリー
4位 ボンドガール
5位 ノーブルロジャー

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