重賞ローテ考察No210 ホープフルS
重賞ローテ考察 ホープフルS
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『芝1800実績馬の複勝率28.6%を66.7%に引き上げる選択基準』
G1昇格後6年が経ったホープフルS、ローテ考察ポイントは以下2点になります。
・前走新馬、未勝利組が通用していない
※2013〜2016年の4年間で7頭馬券内に入っていたが、2017〜2022年の6年間では3着1回のみ
・芝1800戦好走馬が活躍している
前走東スポ杯2歳S組、アイビーS組、萩S組の3ローテが、近6年の3着以内馬18頭中9頭を占めます。
また、2022年2着のトップナイフと2017年1着のタイムフライヤーは、2走前が萩S1着。
今回は上記の中、後者のポイントにフォーカスします。
まず、芝1800勝利実績馬は対象6年間で累計4-3-5-30(複勝率28.6%)。
これ自体は分母が多い為特筆するものではありませんが、以下の条件フィルターをかける事で複勝率が跳ね上がります。
【条件フィルター】
①芝1800勝利時に、3角4角先頭馬を除く4角5番手以内+上がり3F2位以内
②前走1勝クラス以上
③前走から中11週以内
④前走重賞は8番人気以内、OP/L以下は4番人気以内
⑤前走着差0.2以内
①〜⑤全て該当馬着度数:4-3-5-6
勝率22.2% 連対率38.9% 複勝率66.7%
→2023年該当馬 兼
【ローテ考察テーマ推奨馬】
シンエンペラー
レガレイラ
〜その他傾向〜
※G1昇格後の近6年が対象
【勝ち馬傾向】
①前走距離
・1800または2000
→対象6年の勝ち馬全てに該当
②前走クラス
・OP/L以上
→対象6年の勝ち馬全てに該当
③前走人気
・OP/L 1番人気
・G3以上 6番人気以内
→対象6年の勝ち馬全てに該当
④前走着順着差
・OP/L以上で2着以内または着差0.2以内
→対象6年の勝ち馬全てに該当
⑤近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当
1)右回り芝1800~2000で、上がり3F2位以内かつ着差-0.3以上の1着あり
2)芝1800のOP/L以上で、4角5番手以内の着差0.2以内あり
→対象6年の勝ち馬全てに該当
【2023年の①〜⑤全て該当馬】
レガレイラ
【①〜⑤の内、4項目該当の推奨馬】
ショウナンラプンタ(①②③⑤)
※非該当の④『着差0.2以内』は、前走が上位前残りに対して後方から追い込みの展開不利と捉えれば、妥協することもできる
【好相性の前走レース/クラスとその中身】
🥇OP/L組 2-2-2-8連対率28.6%
🥈東スポ杯2歳S組 3-0-1-9連対率25.0%
🥉京都2歳S組 1-1-0-7連対率22.2%
🥉1勝クラス組 0-2-2-21複勝率16.0%
【OP/L組好走傾向】※修正あり
①前走レース
・萩S/アイビーS/芙蓉S
→対象6年の好走馬6頭全てに該当
②前走人気
・4番人気以内
→対象6年の好走馬6頭全てに該当
③前走着順着差
・2着以内または着差0.0以内
→対象6年の好走馬6頭全てに該当
④近走実績
・近5走以内に芝1800で、4角5番手以内+上がり3F2位以内+着差-0.2以上の1着あり
→対象6年の好走馬6頭全てに該当
2023年の①〜④全て該当馬
なし
※レガレイラは①②④の3項目に該当
【東スポ杯2歳S組好走傾向】
①前走人気
・8番人気以内
→対象6年の好走馬4頭全てに該当
②前走着順着差
・4着以内または着差0.2以内
→対象6年の好走馬4頭全てに該当
③近走実績
近5走以内に芝1800で、4角4番手以内+上がり3F1位+着差-0.2以上の1着あり
→ドゥラエレーデ以外の3頭に該当
2023年の①〜③全て該当馬
なし
ホープフルSがG1昇格後の近6年で、4頭が好走している前走東スポ杯組。
今年唯一出走のショウナンラプンタは、近年の好走馬4頭の内3頭(ダノンザキッド・コントレイル・ニシノデイジー)と比較すると、『右回り芝1800で4角好位+上がり3F上位+ある程度の着差をつけた1着』という実績を、2走前に右回り芝2000で出している点がまず異なる。
ホープフルSはアイビーSや萩Sの好走馬が強い様に、芝1800好走馬の適性が高いレース。
ショウナンラプンタ新馬戦当時の2着馬は既に重賞で好走済みだが、当日のオッズ妙味は考えなくてはいけない。
また、ドゥラエレーデとの比較では、『東スポ杯組+展開不利』が同じ括りとなるが、以下の点はある程度見極めが必要。
・ドゥラエレーデ
東スポ杯は先行しての展開不利
→ホープフルS当日は内前有利の馬場で、恵まれての好走
・ショウナンラプンタ
東スポ杯は後方待機で展開不利
→ホープフルS当日の馬場を確認して、前走経験が活きるかどうかの判断必要
当日のオッズと馬場はしっかりと見た上で馬券の強弱を判断したい馬。
【京都2歳S組好走傾向】
①前走人気
・3番人気以内
→対象6年の好走馬2頭どちらも該当
②前走着順着差
・2着以内かつ着差0.0以内
→対象6年の好走馬2頭どちらも該当
③近走実績
近5走以内に芝1800で、4角6番手以内+上がり3F2位以内+着差-0.3以上の1着あり
→対象6年の好走馬2頭どちらも該当
2023年の①〜③全て該当馬
シンエンペラー
対象6年1-1-0-7で好走母数は少ないが、上記①〜③を全て満たした馬は1-1-0-0となる為、京都2歳S組の取捨条件としては機能する。
新馬戦内容含め、シンエンペラーは評価したい。
【1勝クラス組好走傾向】
①前走距離
・2000
→対象6年の好走馬4頭全てに該当
②前走人気
・3番人気以内
→対象6年の好走馬4頭全てに該当
③前走着順着差
・1着
→対象6年の好走馬4頭全てに該当
④近走実績
・近5走以内に芝1800〜2000で、4角3番手以内+上がり3F2位以内の1着あり
→対象6年の好走馬4頭全てに該当
2023年の①〜④全て該当馬
センチュリボンド
【前走レース/クラス別注目馬】※修正あり
シンエンペラー
センチュリボンド
【予想印・買い目・見解】※結論はコチラ
◎6.シンエンペラー
○13.レガレイラ
▲11.ショウナンラプンタ
△1.2.9.12.16
【買い目】
単勝
6
馬連
6-11.13
3連複
6-11.13-1.2.9.11.12.13.16 (11点)
3連単
6-11.13-1.2.9.11.12.13.16 (12点)
【見解】
◎シンエンペラー
ホープフルSのローテ考察まとめとしては、主に以下の2点。
・G1昇格後は、前走OP/L以上組が相性良く、新馬未勝利組は通用し辛いこと
・芝1800戦を、好位(4角5番手以内)のポジションから勝ち切った経験が活きること
上記を満たす馬の中で、ポジション経験を活かせる枠番に恵まれた1頭がシンエンペラー。
また、シンエンペラーの前走は14頭立てで、新馬戦は13頭立て。今回17頭立てかつ中山2000という、勝負所でゴチャつきやすい条件において、前走の様な多頭数競馬を直線で馬群の中から差し切った経験は信頼に足る。
他人気馬との比較で言えば、ゴンバデカーブースは距離1600しか経験が無く、ここは距離2000と中山コースの経験を含んでの参戦もありそう。(あくまで想像です)また、前走追い込んで勝ってるだけに、 1枠1番は競馬が難しい気がしますし、今回も下げて外回しで追い込むとすれば、昨年1枠2番から下げて追い込んで7着のハーツコンチェルトに近い競馬を懸念してますので、印は△まで。
もう1頭の人気馬レガレイラは、ローテ考察的に非常に買い材料が多い馬。ただし、ここを勝つ力を示すなら前走のアイビーSは勝ち切って欲しかったですし、枠も8番よりは内が良かったと思います。この点を踏まえると、シンエンペラーと単勝ほぼ同倍率の現時点では頭の妙味が無く、ルメール騎手が2〜3着には持ってくるイメージで○とします。
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