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重賞ローテ考察No197 毎日王冠+サウジアラビアRC+京都大賞典+平場勝負レース

重賞ローテ考察 毎日王冠


今回のテーマはこちら

『開催前半の東京芝実績に注目』

今週から秋の東京競馬が開幕。
毎日王冠の好走適性は非常にシンプルであり、近走で東京芝1600重賞を好走がポイントとなります。

【検証条件】
・近5走以内に東京芝1600重賞で着差0.2以内あり

近10年該当馬着度数:4-3-4-10
勝率19.0% 連対率33.3% 複勝率52.4%

🌟2023年の該当馬🌟
→ウインカーネリアン、ジャスティンカフェ、シュネルマイスター、ソングライン

今年の該当馬は人気3頭を含めた計4頭、このまま4頭推奨はちょっと味気ないので、紐候補として押さえたいのがウインカーネリアン。
3走前に開幕2周目の東京新聞杯を逃げきり勝ち、当時はトップハンデの58キロで、57キロのジャスティンカフェの追い込みを完封しました。
内が良い馬場を活かした好騎乗でしたが、毎日王冠の週は開幕馬場ですので、当時と同様に内を走った先行馬が恵まれる事の再現性は高いでしょう。
今回は人気上位の3頭が差し馬かつ、次走を見据えた仕上げの可能性もあり、出し抜くならこの馬と見ています。
なお、隊列予想ではバビットやフェーングロッテンがいますので、自分のペースで逃げられるかは懐疑的。
それでもウインカーネリアンは、昨夏に谷川岳S→米子S→関屋記念と道中2〜3番手から3連勝しており、逃げないとどうにもならないタイプではありません。
好位の内をロス無く回る事が好走への条件と思いますので、枠は4番より内を引きたい所ですが、現時点では妙味含めてテーマ推奨馬とさせていただきます。

【ローテ考察テーマ推奨馬】

ウインカーネリアン

〜その他参考傾向〜

【勝ち馬傾向】

※(○/10)は、『近10年の勝ち馬10頭中、該当馬○頭』の意味となります
①年齢
・5歳以下(10/10)
②前走クラス
・G3以上(10/10)
③前走人気
・G3以上で8番人気以内(9/10)
④前走着順着差
・G3以上で5着以内または着差0.7以内(10/10)
⑤近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当(9/10)
1)芝G1で3着以内または着差0.1以内あり
2)東京芝1600〜1800重賞で2着以内または着差0.1以内あり

🌟2023年の①〜⑤全て該当馬🌟
→ジャスティンカフェ、シュネルマイスター、ソングライン

【相性RANK:前走レース】

🥇エプソムC組 2-2-2-6連対率33.3%
🥈安田記念組  3-3-2-15連対率26.1%

【エプソムC組好走傾向】

近10年着度数:2-2-2-6
※(○/6)は、『近10年の3着以内好走馬6頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走人気
・9番人気以内(6/6)
②前走着順着差
・着差0.6以内(6/6)
③近走実績
・近5走以内に、芝1800重賞で、2着以内または着差0.2以内あり(6/6)

🌟2023年の①〜③該当馬🌟
→ジャスティンカフェ

【安田記念組好走傾向】

近10年着度数:3-3-2-15
※馬券内好走馬8頭は全て近6年というトレンドローテ
※(○/8)は、『近10年の3着以内好走馬8頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走人気
・8番人気以内(8/8)
②前走着順着差
・3着以内または着差0.1以内(8/8)
③近走実績
・近5走以内に、東京芝1600重賞で、3着以内または着差0.1以内あり(8/8)
※②に該当していると自動で該当するので、あまり意味は無い

🌟2023年の①〜③該当馬🌟
→シュネルマイスター、ソングライン

【予想印・見解・買い目】※結論はコチラ

◎1.シュネルマイスター
○10.ソングライン
▲7.ウインカーネリアン

△6.8

【見解】
◎シュネルマイスター
ローテ考察テーマ該当馬
勝ち馬傾向該当馬
安田記念組好走傾向該当馬
まず、ルメール騎手×関東競馬=3-2-1-0と安定。
距離の言い訳が効くソングラインや、後方の位置取りから3・4走前と同様に直線詰まる不利を被りやすいジャスティンカフェと比較しても、3着以内の安定度は高いと判断します。
ただし、シュネルマイスターにも1番枠や調整過程の懸念等がある為、人気であることを加味すると、2〜3着想定の3連単2頭軸マルチが馬券戦略としてはハマりそう。
※先週のナムラクレアに採用したやり方
相手は○ソングラインに加えて、穴で▲ウインカーネリアンを抜擢したい。
ウインカーネリアンは、考察テーマ推奨馬かつ、土曜日の東京芝傾向から考える追い切り適性でもパターンBに該当。
道中2〜3番手からでもL以上で結果を出している様に、バビットの逃げに付き合う必要は無い為、展開や隊列による不利は受けにくい馬。
また、人気各馬が中段〜後方の位置取りですので、ポジションのギャップを突ける事も穴馬としては加点材料になります。

【買い目】
3連単2頭軸マルチ
1-10-6.7.8 18点※厚めに
1-7-6.8.10 18点
3連単フォーメーション
1.10→1.8.10→1.8.10※トリガミ対策の買い足し


【10/7(土)の東京芝好走傾向による平場考察】

・最終追い切り美浦W+馬なり〜仕掛け
・前有利というより、上がり3F上位馬が有利

パターンA
①馬なり4ハロン追い
②併せ馬併入以上
③ラスト3F51.9以下
④ラスト2F37.9以下
⑤ラスト1F11.9以下
①〜⑤全て該当馬着度数:3-0-0-0
※全て堀厩舎
勝率100% 連対率100% 複勝率100%

パターンB
①馬なり〜仕掛
②併せ馬併入以上
③最初の1F16.4以下
④ラスト1F12.0以下
①〜④全て該当馬着度数:2-0-2-1
勝率40.0% 連対率40.0% 複勝率80.0%

パターンC
①馬なり
②最初の1F17.5以下
③ラスト3F52.9以下
④ラスト2F38.1以下
⑤ラスト1F11.9以下
①〜⑤全て該当馬着度数:1-2-2-4
勝率11.1% 連対率33.3% 複勝率55.6%

【10/8(日)東京芝 追い切り適性勝負馬】

A/B/C=上記追い切りパターン該当馬

東京3R

◎7.シベルクーナ C
○3.マイネルフランツ
単勝
7
馬連
3-7
ワイド
3-7

東京5R

◎1.グロバーテソーロ B
○6.ロジプラヤ C
9.マイネルレグルス
単勝
1
馬連
1-6
ワイド
1.6.9 BOX

東京9R

◎3.ウインモナーク C
○7.ゲバラ ※Cの②が0.1遅いが誤差と判定
▲8.レフトゥバーズ
馬連
3-7
ワイド
3.7.8 BOX

東京11R 毎日王冠

7.ウインカーネリアン B
10.ソングライン C
全体の印・見解・買い目はローテ考察欄をご参照ください


【その他注目穴馬】

東京6R

◎6.キャロライナリーパ
相手1.7.9.12
馬連・3連複
6-1.7.9.12
前走は芝レースでノーカウント。
2走前の不良馬場にも好成績無く、東京ダートの良馬場では4走前に1300で着差0.2の3着あり。
当時の2着馬フォトスフィアは次走で今回人気の1角フミバレンタインを負かしており、人気薄になるが通用しても不思議はないか。
鉄砲も0-0-3-1と走れるタイプ。

東京7R

◎12.ホワイトクロウ
○1 ▲3
単勝
7
ワイド
12-1.3
3連複
1-3-12
東京ダート1600は0-0-5-4と安定。
良馬場での前走大敗だけ理由を付けられれば買いやすくなる。
・最終追い切りパターン
大敗した前走:南W
好走した2〜5走前:全て美浦坂路
→今回は美浦坂路で追い切っており、このパターン変化は買う。
・騎手手配
大敗した前走:丸山騎手
好走した2.4.5走前:石橋騎手
→今回は石橋騎手に戻るので、手が合っているコンビなら買う。

東京11R サウジアラビアRC

◎3.ボンドガール
○2.ゴンバデカーブース
▲1.シュトラウス
△6.ウインアクトゥール

馬連
2-3
馬単
2→1.3
3連単
2→1.3→6
3→2→1.6

東京マイルの新馬戦を1分34秒台で勝ち上がった2頭に期待します。
ボンドガール組はその後の活躍馬が多い事で知られてますが、ゴンバデカーブース組も、2.3着馬は既に勝ち上がり済み。
この点で言えば、シュトラウス組はその後芝で勝ち上がった馬がおらず、シュトラウスだけが強かった可能性は高いものの、当時は不良馬場での圧勝で開幕良馬場での再現性に不安はあり、馬券的にも1-3や1.3→1.3→2が人気なのであれば、ここを買わない事で妙味に得たい。
なお、ゴンバデカーブースの堀厩舎×松山騎手ラインは、近1年で連対率50%強、単複回収率も100%を超えており、ここは2着以内を期待する。

京都11R 京都大賞典

◎4.ディープボンド
○6.ボッケリーニ

馬連
4-6
ワイド
4-6

馬場悪く、混戦なメンバーほど、シンプルに買います。
京都開催時の京都大賞典において、最重要ローテは宝塚記念組。同組から京都大賞典で好走馬した大半の馬が、『国内近5走以内に、右回り芝2200〜2400重賞または天皇賞春で、2着以内または着差0.2以内あり』というローテ傾向を持っていました。
今年の該当馬は、ヴェラアズールとディープボンドのみですが、後者を上に取った理由は、日曜日の馬場傾向と宝塚記念の内容にあります。
・馬場傾向
日曜日の京都芝は、先行有利の馬場。加えて、土曜日夕方から月曜日午前中まで雨が降る予定で、東京2400良馬場のジャパンカップで差し勝つ様な馬(ヴェラアズール)には能力が発揮しずらい馬場と想定します。
・宝塚記念回顧
2角10番手以下が上位を独占したレースであり、2角7番手から唯一掲示板に乗ったディープボンドには非常にタフな展開だったと想像できますので、前述の馬場傾向を加味して巻き返しを期待します。

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