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働いていたエステサロンが倒産したらやっておくべきこと

今月に入って某エステサロンが倒産したニュースが目に入ってきた。
正直、またか・・・という感じである。エステ業界はネームバリューがある大手とか、本当に良い経営者のところとか、よっぽどじゃない限り経営が厳しい業界になってしまった。
美容に全く関係のない企業がスポンサーになり関連会社になっているサロンも多いだろう。

だけど当事者である従業員、お客さんは大変だろう。
そこで勤めていたエステ会社がM&Aや倒産になったり、未払金を巡って労基に行ったりした経験がある私が、これ知っとけばよかった、やっとけばよかったということを5つ、今回はノートにまとめます。
ニュースが入ってきて1週間、申請の締め切りが近いものもあるので、知り合いに知ってた方が良さそうと思う人がいたら是非シェアしてあげてください。
シェア許可取らなくていい、拡散OK、自分の知識にしてSNSにあげてもOKです。



1、社会保険の継続申し込み

会社が倒産になると当然社保も切れてしまいますが、その後2年間は任意継続できます。申請の期間は退社から2週間以内です。

申請方法は加入していた社保の保険団体へ問い合わせになります。
団体名で検索するとサイトが出てくると思うので、そこに連絡してください。
サイト上に申請書のPDFを記載していることもあるので、そこに必要事項を書いて指定された方法で申請を行ってください。
申請書が郵送の場合は、郵送の期間も入れて退社から2週間以内なので速達で。


社保は会社が半分健康保険料金をもちますよーというシステムで、実際に社員が自腹切っているのは半額分なので任意継続となれば全額払うことになります。
が、国民健康保険(以下国保)は前年度の所得(収入)で計算されて金額が決定するので、場合によっては社保を全額払うよりこ国保の方が高額になる場合があります。
国民健康保険料の減額制度の申し込みも
できますので、保険料の計算含めて役所の窓口で相談してくださいね。

社会人はもれなく健康保険への加入が義務付けられています。
会社員ならば社保、私のように個人事業主などは国民健康保険に加入します。
転職先がすぐに見つかるとは限らないし、探している間に体調が悪くなることもあるかもしれない(折しも現在インフルが流行警報出ている)し早めに健康保険は手続きしてくださいね。
某エステ会社さんは保険の未払いがあったという記事もあったので、もしかしての場合もあるかもしれませんがとにかく行動すべし!



2、失業保険を申請する

倒産になると従業員は会社都合の解雇になり、待機期間なしで雇用保険が受給できます。
自己都合だと3ヶ月間ある待機期間をぶっ飛ばして受給できます。さらに色々国が救済する制度もあるし失業保険を受給するための認定日の確認もあるので、管轄のハローワークに早めに相談しに行ってください。



3、未払賃金建替制度を申請する

会社が倒産して賃金未払いになった場合に国が行ってくれる救済措置が未払賃金建て替え制度です。
建て替えは賃金の8割になりますが、この制度はなんと失業保険と併用することができます。
ただし破産管財人等に倒産の事実等を証明してもらう必要があったりなど、申請に時間がかかる場合もあるのでこちらも早めに労働監督基準書に相談に行ってくださいね。


4、国民年金の種別変更・保険料免除制度の申し込みをする

必ず雇用保険から国民年金への切り替えをしなければなりませんが、その際に保険料の免除申請もできます。
減免制度は、本人からの申し込みがあってはじめて適用されるので、忘れずに手続きを行ってください。
住んでいるところの管轄の年金事務所へご相談ください。





また思い出したら追記します。

私の時はネットもSNSもそこまで充実してるわけではなく、自分で調べるってことも検索したら皆んなが発信してる訳じゃなかった。
救済制度のことも自分から調べる、申請するだから明日からどうするんだ!ってパニクるしショック過ぎる…って時に年金事務所や労基に通うのしんどかった思い出。

ちなみに私は未払賃金立替制度を知らなかったので会社の債務処理後に未払い賃金を受け取りましたが、受け取ったの1年後くらいでした。おせーよ!って思ったけど、だいたいこんな感じ。

ショック受けてる場合じゃないくらいに短期間でやる事が山ほどでとってもキツいよね。ほんと。
でも生活は待ったなしで不安しかなかった時に、やっぱりお金が手元にあるって安心じゃないですか。生活を守るために、少しでも安心を得て乗り越えて行って欲しい。
だから行動してください。自分の為に。



きんちょめでした。

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