【翻訳】Twitterファイル #14 補足 - 下院議員アダム・シフによるさらなるツイート削除要請と「拡散防止措置」

この投稿はマット・タイービ(Matt Taibbi、@mtaibbi)氏の2023年1月14日のツイート(下記のリンクを参照)の翻訳です。
誤訳や訳漏れがある可能性がありますので、記事の内容を参考にする場合は必ず下記リンクの英語原文に依拠してください。
また、できる限り原文に添付されている画像の内容を確認しなくても話の流れを理解できるように表現を変えたり、日本人に伝わりやすいように原文にはない文言や説明を追加したりしておりますので、ご承知おきください。
英語原文:


1. Twitterファイル #14 - 補足
下院議員アダム・シフによるさらなるツイート削除要請と「拡散防止措置」
 
2. 民主党の下院議員アダム・シフ(Adam Schiff、@AdamSchiff)のスタッフはかなり頻繁にTwitterに連絡し、ツイートの削除を依頼していた。たとえば、ピーター・ドゥーシュ(Peter Douche)が投稿したジョー・バイデンのパロディ画像を削除させることが、税金の重要な使い道になっていたのだ。しかも、シフの事務所だけでなく、民主党全国委員会(DNC)もその画像の削除を要請していた。

3. しかし本当の問題は、そのバイデンの画像自体ではなく、ドナルド・トランプがそれをリツイートしたことだった。名誉のために付け加えておくと、Twitterはツイートを削除することを拒否した。信頼・安全部門責任者のヨエル・ロス(Yoel Roth)は、その画像は明らかに「冗談のつもり」で作成されたものであり、「分別のある人が見れば」(どうやらシフのスタッフはそうでないようだが)加工されていることが分かると述べている。

4. シフのスタッフであるジェフ・ローウェンスタイン(Jeff Lowenstein)は、「これは蟻の一穴になるのではないかと懸念されます」と主張し、食い下がった。

5. また、Twitterは、「シフのスタッフであるシーン・ミスコ(Sean Misko)をはじめとする下院情報特別委員会(House Permanent Select Committee on Intelligence、HPSCI)のスタッフが一切検索にかからないようにする」など、シフとスタッフに関するコンテンツを排除することを求められた。しかし、これは「あり得ない」ことだとして、要請を拒否した。

6. Twitterがアカウントを停止させることはなかったが、それでもシフの事務所は止まらず、「Qアノン関連の活動」について繰り返し苦情を申し立てた。しかし、指摘されたツイートは、ウクライナ疑惑の「内部告発者」の素性やスティール文書など、Qアノン以外の問題に関するものであることが多かった。(参考:Wikipedia「ドナルド・トランプとウクライナ論争」)

7. 当時のTwitterポリシーでは、そのようなQアノン関連のアカウントには凍結措置ではなく「拡散防止措置」が講じられた。Twitter幹部は、「社内で確認したところ、フラグ付けされた多くのアカウントにはすでに拡散防止措置が講じられていました」と述べている。

8. しかし、「拡散防止措置」によって警察が違反ユーザーを監視しづらくなるかもしれないと懸念したシフの事務所からは、次のようなメッセージが送られてきた。
 
9. 「Twitterの取締チームが拡散防止措置を講じてくださったことに、深く感謝いたします。しかし、それによって思いがけず、ミスコをはじめとするHPSCIのスタッフに迫る危険を警察が捜査しづらくならないかが気掛かりです。」

10. 今後もマイケル・シェレンバーガー(Michael Shellenberger、@shellenbergermd)、バリ・ワイス(Bari Weiss、@bariweiss)、リー・ファン(Lee Fang、@LHFang)、デイビッド・ツワイク(David Zweig、@davidzweig)らが、新たな調査結果を公開する予定だ。
Twitterがこの記事の編集について意見することはなかった。しかし、調査は第三者が行ったため、資料は制限されていた可能性がある。


訳者注記:
誤訳や訳漏れがある可能性がありますので、記事の内容を参考にする場合は必ず上記リンクの英語原文に依拠してください。

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