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ジャクリーン・ケネディ・オナシス


第35代米大統領ジョン・F・ケネディの夫人で、のちにギリシャの富豪と再婚しました。

土星、月、海王星の緩めのグランドトラインがあり、土星・金星の180度によってカイトになっています。
グランドトラインは生まれながらの幸運の持ち主を意味しますが、その幸運さに気づきにくく(本人にとってデフォルト状態なので)それを活かしにくい面があります。しかし、それに180度のハードアスペクトが加わることで現実的な緊張をもたらし、持って生まれた幸運(才能や長所)を意識して利用することが可能になります。

なのですが、彼女の人生を見るとせっかくの幸運を活かしきれてない気がします。

月と海王星の120度はロマンティックで芸術的な才能があること、女性らしい魅力があることを示します。大統領夫人時代にホワイトハウスの室内を大改装したり、ファッションアイコンになったりしましたが、そのあたりを示しているでしょう。
土星と海王星の120度は自分の理想を着実に実現する力を表していますし、月と土星の120度は真面目さや責任感を表します。
ただし、月と土星のアスペクトはソフト、ハードを問わず家庭、あるいは幼少期における苦労や悩みを持つことが多いです。身近な男性は、彼女の実父を含め、夫も2人とも女性問題の多い人物で、家庭は安らぎの場ではなかったかもしれません。牡羊座の月なので、彼女自身も活発に活動するタイプであまり家庭的ではないかもです。月は8室の冥王星と緩めの90度を取っていますので、本人の気質の激しさとか家庭生活が不穏な感じもしますね。

7室に木星があるので、パートナー運はすごくいいです。木星は5室の天王星と60度を取りますから、幸運に恵まれます。結婚によって楽しみの多い生活を送れたり、自分が楽しんでいることから縁が生じたりします。
木星も天王星も9室の太陽とソフトアスペクトを取っていますから、外国関連で幸運がもたらされ、よい変化があるのかな。

海王星とMCの合ですが、芸術的な才能があり創作力にあふれています。でも現実味に乏しい夢見がちな性格でもあります。火星とともに10室にありますので、芸術方面の仕事で力を発揮できるかも。実際結婚前は新聞記者をしていたり2度目の夫との死別後は編集者をしていたりということなので。

8室に金星、冥王星が在室しているので、結婚生活や遺産相続で相当のものを受け継ぐことになるでしょう。しかし金星が2室(収入、財産)の土星とかなりタイトな180度を取っているのは、どう解釈すればいいのか。
彼女は自分自身も裕福な家の出で経済的に困窮したことはないはずだし、夫はそれぞれ名家出身の政治家、海運王と呼ばれた富豪。
金星を愛情と解釈し、恋愛下手、夫選びを間違えたと取るべきなのか。
金銭と解釈し、経済観念において抑制が適切に働かなかった、お金の遣い方が下手(ホワイトハウスの改装で大金を費やしたり、再婚後の買い物依存が激しく贅沢三昧と評されたり)と捉えるべきなのか。2室と8室の関係なので、金銭、財産の意味が強いのかなと思います。

ハーフサムを見ます。

金星=月/ASC(135度 0°01)
女性らしい魅力 気まぐれ 感情的

ASC=土星/天王星(90度 0°01)
性格に難がある 突然の不幸 人生に降りかかる困難
土星=水星/ドラゴンヘッド(180度 0°09)
人との交流に気後れする 人づきあいがうまくない

太陽=天王星/MC(45度 0°02)
人生における変革 自由への渇望
冥王星=月/天王星(90度 0°05)
気性の激しさ 感情を揺さぶる変化 突然起こる出来事
火星=天王星/ASC(135度 0°10)
衝動的 突然の事故に遭う

MC=木星/ASC(合 0°08)
幸運な人生 恵まれた環境 高位に上る
ドラゴンヘッド=太陽/MC(90度 0°11)
多くの人の注目を集める


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