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リヴァー・フェニックス


1980年代後半から90年代前半まで活躍した俳優。
「スタンド・バイ・ミー」などでご存じの方も多いかも。

木星がASCと合。人気者です。社会的な成功が望めそうです。
1室の海王星。夢見がちでロマンチスト。芸術的な才能があります。蠍座にあるので、直観力があり自他の秘密に敏感です。海王星以外の天体は上半分にありますから、社会活動中心の生き方だろうと思います。海王星のみが自己のプライベート部分を意味しているのでしょうが、他の天体との関係を見ていきます。
7室の月、土星と180度を取っています。月とはかなりタイトなオポジション。アートや芸能の才能はありますが、夢を見すぎで失望の連続かもしれない。土星とのオポジションは悲観的になりやすい傾向。自分の信じる理想を裏切られる可能性もあるでしょう。
1室、7室の関係ですから、対人関係において現れると思われます。
しかも、月と土星の関係から、子ども時代の不幸を読み取れるでしょう。彼の幼少期、両親がカルト宗教団体に入信していて集団生活をして各地を転々としていたこと、正規の教育は受けていないこと、路上パフォーマンスで生活していたことなどは、この辺と関連するかもしれません。
1室の海王星は宗教を意味するので、月(幼少期、感情)に大きな影響を与えていると言えるでしょう。
10室に太陽と火星が在室しています。トラブルはあるかもしれませんが、職業的な成功とそれにそそぐエネルギーを示しています。
が、1室、7室の天体とTスクエアを形成しています。俳優としての成功のために(10室)努力しても、やりすぎて空回りしたり(月、火星、海王星)、精神的な不安定さ(月、土星)でうまくいかない感じ。海王星はドラッグやアルコールの意味もあるので、それも関係しそうです。

11室にある水星と冥王星が本当にタイトな合を取っているのが、とても気になります。神経や感覚が鋭敏すぎる。交友関係でのストレスが多いかもしれません。7室の月、土星とアスペクトを取っているのも、たとえソフトアスペクトだとしても神経過敏や精神不安定につながりそうです。月は天王星ともアスペクトがあるので、すごくセンシティヴな人なのだろうな。人間関係で相当疲れてしまうのかもしれない。それを癒すのが彼にとってはドラッグだったでしょうか。

掲載したホロスコープ上には出ていませんが、4室の魚座2度49分にドラゴンヘッドがあって、12室の木星と120度を取っています。ドラゴンヘッドは、その人にとっての現世での進むべき方向性を示しています。彼は俳優として世に出るよりは、むしろ個人的な少人数の関係を大切にして家庭を中心とした生き方をしたほうがよかったのではないかと思います。

ハーフサムを見ます。

MC=土星/ASC(合 0°01)
責任感がある 困難な人生を歩む
冥王星=水星/冥王星(合 0°02)
水星=水星/冥王星(合 0°02)
緊張 細やかな神経
天王星=月/MC(90度 0°10)
衝動的 神経質

金星=月/ドラゴンヘッド(180度 0°02)
ASC/MC=金星/ドラゴンヘッド(0°01)
人とのつながり 人気 愛情のある

火星=ドラゴンヘッド/MC(90度 0°03)
協力し合う 力を合わせて達成する
海王星=火星/ドラゴンヘッド(180度 0°04)
人とのトラブルによる失望

太陽/土星=月/火星(0°03)
衝動的に起こる不幸


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