過去の上司の話など

チョコミントのアイスを食べていたらふと思い出したことがあります。

10年くらい前、
当時働いていたスーパーで新しい上司が異動してきました。異動してきてまだ間もない頃に一緒にアイスの品出しをする機会がありました。その中にチョコミントのアイスがあったのですが、上司はそれを見て「チョコミントって歯磨き粉みたいで嫌いっていう人も多いけど〇〇さんはどう?」と私に聞いてきたのです。私はチョコミントは好きだったので好きだと答えました。
このやり取りで上司に対して話しやすそうな人だという印象を持ちました。
なにしろ前任者の上司が私はとても嫌いでした。敵に回したら厄介そうなお局達や、個人的に気に入ってる人に対しては甘いしヘラヘラして喋るのに、気に入らない人間に対しては同じことをしてもあからさまに対応が違うのです。私も気に入られていない側の人間でした。私にはあれこれと指示を出して早くやれと言うくせに、その横で別の人にはあれこれと話しかけてヘラヘラと笑ってるようなことがよくありました。バックヤードで固まってその場にいない人の悪口を言いながら発注作業をしてるお局達と、上司が一緒になって盛り上がって喋ってるという光景も何度も目にしました。
そんな上司が異動すると決まった時は私はとても嬉しかったけどお局や気に入られていた人達はとても残念がっていました。
そして代わりにやってきたのが前述の上司です。新しい上司はお局達とそんな風に悪口や無駄話に花を咲かせるようなことなどありません。
ある時私にこっそりと聞いてきました。「〇〇さん(お局)達はいつもああやってお喋りしながら発注してるのか」とです。呆れているようでした。
この人は前の上司とは違うんだなとわかって安心しました。
お店では毎週決まった曜日に広告が入り、商品によってはその前日に売り場の一部分をガラッと入れ替える必要があります。ある売り場のそんな作業を私は毎週1人でやっていたのですが1人で全てやるのは大変だと思っていました。手伝ってほしいなどと誰にも言えませんでした。新しい上司はそれを毎週一緒にやってくれました。もちろん私から何か頼んだりはしてないです。上司は商品のことやお局や職場の誰かの話題をちょこちょこと話しかけてきました。
それで私のほうからも結構気軽に話しかけることができるようになりました。といっても仕事と全く関係ない話はしませんが。職場にはお局の他にも嫌な奴がいたのでその人に関する話もしました。

私にとっては接しやすい上司ですがお局達には嫌われていました。
極端に言えば前任者は何でも許してくれたり一緒になって悪口大会に参加してくれるような人だったので、その前任者の方がお局達には色んな意味で合っていたのでしょう。
お局の1人が後任の上司に関して「あの人は前の店で問題を起こしたからこんな遠い所に飛ばされたのよ」と私に言ってきたこともありました。その問題の内容というのも具体的に聞かされたのですが、私は信じられませんでした。あんたらが上司のことを嫌いだから変な噂してるだけじゃないの?と思いました。

その上司は結局2年も経たずに異動してしまいました。前任者に比べるとかなり短かったらしいです。(私は前任者が来た後に働き始めました。)
異動が決まった時は本当に残念でした。喜んでいる人が多かったのも悲しかったです。

歴代の職場の上司で1番接しやすかった人だったなあと今でも思っています。
でも今の職場に5月までいた上司も話しやすくてとても良い人でした。今の職場では幸いにも嫌な人はいないので、今後もし嫌な人が現れるとしたらそれは今の上司が異動した際に代わりに来る上司の可能性が高いということでもありますね。
パートやバイトの人なら辞めない限りは店に居るけど社員だったら異動があるから上司ガチャでハズレを引いたとしても異動するまでの辛抱ですね(´・з・`)

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