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今季初優勝を期待する選手

 「今年初優勝を期待する選手」をプロフィール欄に毎年記入している。2024年も明けたのでそろそろ更新しなければならない。

 昨年は「岩井明愛」と「櫻井心那」という、1番人気と2番人気を書いてドヤった自分自身に若干の羞恥を感じたため、今季は少しひねくれてみたいと思う。

 普通に考えれば「桑木志帆」「竹田麗央」だが、敢えてひねくれて「宮澤美咲」と「浜崎未来」でいってみることにする。

 宮澤美咲は昨季ミネベアミツミ杯で菊地絵理香選手、小祝さくらと4日間同ペアリングで回った北海道出身のどさん娘だ。3年目の今季、プレーのディテールがもう少し整えば、いくつかチャンスは訪れるだろう。上手くいってもミスっても同じ表情なのは大器の条件のひとつだ。出場権を確保してある前半戦で初優勝を決めてほしい。

宮澤美咲


 もう1人、浜崎未来は“持ってる”選手だ。
 実質最終戦の大王製紙エリエール杯の最終ホール。これを決めれば来季前半戦出場権獲得という、かなり痺れる8mのパットを残していたが、大スライスラインを完璧に読んだスーパーパットが決まり、見事にミッションをクリアして見せたのだ。そしてこの浜崎も前述の宮澤同様なかなかのポーカーフェイス。前半戦でなんとかチャンスをものにしたい。

浜崎未来


 開幕までまだ2ヶ月ほどあるが、このような楽しい予想を数回繰り返していれば、あっという間に2月最終週を迎えることだろう。

 優雅で美しい薄紫の花の開花を心待ちにしつつ、ついでに第1戦でリコー行きを決めてしまう菊地絵理香選手のハレ姿を思い浮かべていよう。

水分少なめ。女子オープン最終日の絵理香先輩


 


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