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ブルアカ日記

なぜか衝動的にブルアカを始めた。

せっかくなので読んだところまでの感想。
【Vol.1 対策委員会編】
良い意味で物語的チュートリアルというか、「ブルアカはこんな感じでやっていきます」という姿勢の表明的立ち位置の話なのかな?と思った。世界観とか価値観とか、そういう作品のルールを理解して自己犠牲は正解たりえないときっとまだ知らないホシノを愛し、お世話になったラーメン屋を爆破しちゃったアルちゃんを許すのが私にとってのチュートリアルだったな。
みんなが学生以上の責任や使命を負っている中で先生も作り手もみんなが学生であることを絶対に忘れなくて、ちょっと失敗して痛い目見てるくらいが可愛いくらいの愛情深い眼差しで見守ってる感覚があって好き。
なんだか目が滑るのでスマホゲーの長いストーリーを横画面で読むのが年々苦手になってるんだけど、内容もUIも含む広義の意味での全体のバランスが良いのかさらっと読めて好印象だった。(なんでこいつソシャカスやってんだ???)

【Vol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編】
まだ半分。これはブルアカ全体に共通する感想になるけど、例えば没収物を取り返すために武力で突入しちゃだめだと思う(そりゃそう)んだけどみんなあまりそこを引き摺らないというか、生きるか死ぬかのやり取りをした後に全部をさっぱり許せるというか、その感覚を全体が共有しているように見えたので「この子たちはこういう生き物なんだな」となんだか愛しくなった。個々にそうして欲しいと思ってるのではなく、根源的にそういう生態を持つ生物の群れに対しておおらかな生き物だな~ワハハとゆかいな気持ちになるニュアンス。動物番組を見てるようなまなざしで見てる。
【追記】
最後まで読んだ!めちゃくちゃ好きな話だった〜〜!!!ブルアカ自体がゲームという媒体であることも含めて好き。ゲームに救われゲームを愛している人が作っているゲームなんだろうなぁと思った。
どこからが心でどこからが命か。アリスちゃんとみんなをどう区別するのか。大きな力は全てどこかでそれを用いる存在の人格に行き着くわけで、結局はアリスちゃんが何になりたいかが大事なわけなのでそれをRPG的役職としてアリスちゃんが自分の意思で選べたこと、それをゲーム部やミレニアムのみんなが自然に認めてくれたことが嬉しかった。今回の選択はもしかしたら今後もっと大変なことになるきっかけになってしまうかもしれないけど、どうせ大変なことは次々起こるんだから後悔のない選択をしようくらいのおおらかさでみんなを包んでいてくれる作品の雰囲気が好き。
やっぱり全体的に作風がおおらかというか、先生もみんなもおおらか、作り手の眼差しもおおらか。正誤も善悪も判断のつかない場面で感情を優先することを肯定して、失敗しても次があって、その代わりに孤独になることやみんなの気持ちを無視すること、自己犠牲は絶対に正解しないという作品のルールが窺えて良いし、それを守ることによって得られるものが綺麗事やご都合主義というよりは分岐の選択に成功したことによって得られる「Trueルート」って感じでしっくりくる。頑張る可愛い子供たちへの神様のウインクのように見えてくる。それがいいよ。無法のカオスのこの世界で唯一と言っていいルールがそれなのがいい。

以下プレイしての雑感。
・画面作りやBGMに清涼感があっていい。鮮度が高いけどその爽やかさが逆に想起させるノスタルジーがある。本当に雰囲気だけの話なんだけどナナシスみたいな感じで肌馴染みがいい。
・SDの3Dモデルが信じられないくらい可愛い。そもそも始めた理由もこれが可愛くて可愛くて夢にまで出てきたからだったのでこの一点で満足できる。不満なのは鑑賞できる場面がなさすぎること。もっと自信持て。白猫プロジェクトのように堪能させてくれ。見せびらかしてくれ。
・ゲームとしては全体的に最低限の部分がシンプルなので遊びやすい。育成は大変だなという印象。と言うかこのゲーム、基本的にキャラクターを「完成させる」ことを前提にしていないのかもしれない。私は完成させたいタイプなので気になる部分もあるけどこの「不完全であることを楽しむ」というか「伸び代を楽しむ」雰囲気は作風には合っていると思うので嫌ではない。
 →ブルアカは青春群像劇だと思うしその中で生徒たちの不完全さを許し愛するスタンスなのかなという感覚がストーリーを読んでいてあったので。
 →それでいうとキャラクターの上限レベルがプレイヤーレベルに準拠しているのとかも新鮮で面白かった。自分より大きい力を無闇に振り翳すことを許さないんだな、ブルアカは……。めんどくさいけども。まぁ先生なんてちょっとめんどくさいくらいがちょうどいいか。
 →この話とは少しというか本質的にはだいぶ違うけど作品の中に今後説明されるのかどうかも怪しい認識上のブラックボックスみたいな謎があるのも好き。怖いとは少し違うけどソワッとするような、内臓がフワッとするような。1番の例で言うとヘイロー。あれは何?生徒で言えばセリナちゃん。あの子は何?ああいうのに弱い。今すぐ説明して欲しい気持ちと一生わからなくてもいい気持ちがせめぎ合う。

現在お世話になってる編成

レアリティ低い子の方が活躍する場面も多いらしい。無料10連で始めて最初から割とキャラが揃ってたのであまり苦労してなくてよくわからない。

始めて1週間のブルアカ日記

他だとエンジニア部が好き。特にウタハさん。そんなに出てきてないんだけど自然と好印象で目がいく。揃って気のいい変人で良い。気のいい変人が一番好き。

メグちゃんとつままれるヒナタちゃん

書いてて思ったけど全体的にこの作品気に入ってるんだな、私。ちゃんと見てみたら意外と好み分かれそうだなと思ったけどハマってる。多分ピカピカ星空キャンプとあんさんぶるスターズと同じジャンルです。

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