朝とカラス

最寄り駅の鉄道信号機の上に一羽の烏が朝日をめいいっぱいうけながらも黒い身体を保っていた。遠くに見える一本の電柱にもう一羽カラスがとまっている。その烏に向かってかたったいま街にきえていった烏にむかってか3回鳴いた。応答がないまま鳴き声は虚しく早天にすいこまれていった。烏は電柱の方に飛び立ちやはりそこでとまった。そこで4回鳴く。となりにいても応答がない。もう一方のカラスは仄聞して飛び立った。また一匹にもどった烏。

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