2021/10/20 朝の風景

目が覚めると、見慣れない部屋はやわらかく静かに朝日をうけいれていた。
ハンガーラックにかかってる服や雑多に物が置いてある机、向かいの眠っている友人のお尻がこんもりと膨らんだり沈んだりしている。
鳥の声と寝息が混じって澄ました耳にはいってくる。ほのかに差し込む光は、やんわりと沈黙をやぶいていく。
窓を閉めきっているのに、吸い込む空気が爽快だ。
目覚めのいい朝とはこういうことを言うのだろうか。それを友達の家で向かえるとは。
私が住んでる家は、暗くて寒くて湿っぽくて活気がなく、気力をすべて吸いとってしまいそうな怠惰な空気が常に漂ってる。
私の部屋でも、活気のある空気がふきこんできてくれたらなと思う。
こんな気持ちのいい朝を毎日迎えたいものだ。


あぁ あなたが向く方には 常に
爽やかな風がふいて あなたを待っている

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