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2021/1/9(土)開催分の「好走期待馬リスト」

この度はご購入頂きまして、誠にありがとうございます。
2021/1/9開催分の「好走期待馬リスト」は全10頭です。

【中山】2R・4R・7R・9R・11R
【中京】1R・5R・8R・10R・12R

中山2R:10ジェイエルブリッジ

初戦は前後半52.7‐52.9秒と新馬戦にしてはそこそこ流れたレースで、しかもラスト5F目からラップが上がった(後半5Fは12.6-12.6-13.3-13.6-13.4秒)流れでしたので先行馬には厳しいペース。上位8頭中6頭を差し馬が占めただけに、先行粘り込みの3着は大変価値が高かったと言えます。また、この週から顕著に時計が掛かり始めた中山ダートでの1分58秒5の走破時計も新馬戦にしては上々で(例えばトーセンチャールズの前走時計=1分57秒4と比べても、馬場差を考慮すれば時計価値に大差はない)、2走目でパフォーマンスを上げて来るだろうことを考慮すれば、時計面でも最上位に位置する一頭と言えます。初戦を見る限りはゲートセンスもあって取り口も安定していますから、初戦同様にスタートを決めて先行策を採れれば崩れることは無いでしょう。相手はロイヤルダンスとトーセンチャールズ。ここはワイドで行きます

中山4R:13ジュールサイクル

ダート戦では6戦して2度の凡走がありますが、4走前5着は最内枠でターフビジョンを気にしたことから序盤に全く進んで行かず、それに加えて前後半50.8-50.0秒のスロー前残り戦(初角4番手以内馬が上位4着を占めた)となってしまったことも重なったが故の敗戦。2走前5着は大幅馬体増が示す通りの太目残り&強力牡馬相手による敗戦。いずれも敗因は明確で、それ以外の4戦では現級好走も含めて崩れがない戦績ですから、いまだ底は見せていません。未勝利勝ちと現級2着はいずれも左回りなので左回りがベターと思われるかも知れませんが、実際は逆で左回りでの3戦はいずれも直線で手前を替えないままにフィニッシュしており、前走も左手前で走り続けたことが敗因のひとつ。右回り3戦では直線でスムーズに手前を替えているように能力を発揮出来るのは右回り戦であることに間違いはなく、中山に舞台が替わることはプラスに働くはずです。前走は4角で早々に先頭に立ってソラを使った分と前述通りに手前を替えなかったことで差された結果で、3着以下には4馬身差を付けているように現級では能力上位です

中山7R:16ライクアジュエリー

初のダート短距離戦となった前走は、楽に先行して直線入口で早々に先頭に立つもラスト1Fで甘くなっての4着。ただ外から被されそうになり早めに仕掛けざるを得なかった中で、オメガドーヴィルやヤンチャプリヒメと言ったクラス上位馬と0.0~0.1秒差の競馬が出来たことは立派で、クラス突破に目途を立てた一戦でした。今回は近3走内に現級で馬券絡みの経験がある馬が同馬以外に2頭しかいないメンバー構成ですから前走比で大幅に相手弱化。後は初の1200m戦がポイントになりますが、前走では1200m通過時点で先頭を走っており、その通過タイムが1分11秒7なら何ら心配なし。速力不足で全体のペースが上がらなさそうでもあるならば、過度に距離を心配する必要はないと思います。気難しい馬だけに外から被されにくく、自由度の高い大外枠も好材料になります

中山9R:2メイショウムラクモ

前走は4着に敗れたわけですが、残り600mから前が壁で待たされてしまい、この地点で勝ち馬に3馬身差を付けられ、5馬身あった3着馬には4角で並ばれてしまったわけですから痛恨でした。ようやく全開スパートが出来たのは直線に入ってから(残り300mを切った地点)でしたが、あの短区間で既に最加速状態に入っていた上位馬に追い付けというのは無理な話。勝負所では手応えは十分だっただけに、あそこでスムーズに加速出来ていれば結果は全く変わっていたはずですから、0.9秒差4着という結果を鵜呑みにするのは危険です。その前走は同日同条件の古馬2勝Cと同等かやや上回るというハイレベル戦だけに4着でも価値あり。スムーズさを欠いた内容でその結果なら、まともに走れれば当然勝ち負けになるはずです。相手は、その前走で出遅れながらもかなり長く脚を使い負けて強しの競馬だったディールクルム。ゲートの不安はありますが素質はメンバー中でNO1ですから、まともならこれが勝利に一番近いでしょう(配当妙味を考えてメイショウムラクモを推奨)

中山11R:13ミラアイトーン

菊沢厩舎に転厩してから停滞状況を打破し、芝では5戦して全て掲示板に載り、3戦で馬券内好走するという安定ぶり。5走前(米子S)は関西遠征による大幅馬体減、3走前(関屋記念)は前後半46.3-46.8秒の淀みない流れの差し競馬を先行したものと馬券を外した2戦の敗因はハッキリしたもので、それらのレースでもスマイルカナやサトノアーサーと言った格上馬に対しいずれも0.4秒差の競馬が出来ているわけですから、馬券外に終わったレースとて悲観するものではありません。前走はリステッド戦で3着に敗れましたが、この時の府中芝は明らかな外差し馬場。この前週の芝で1枠に入った馬は【0-0-1-24】でしたので最内枠を引いた時点で絶望的とも思えましたが、終始馬場の悪いインを通らされながらも3着を確保したことは字面の印象以上に高く評価する必要がありますし、大外を差した勝ち馬ピースワンパラディ(次走京都金杯2着)と0.2秒差の競馬が出来ていますから、リステッド戦では明らかに能力上位と言えます。中山1600mの外枠は先行馬にとって楽ではありませんが、自身より内枠にショウナンライズとビッククインバイオぐらいしか先行馬は居ませんからあまり深刻に捉える必要はないですし、前走に比べれば条件はかなり楽です。地味な馬で能力の割に人気が出ない点も良い点です。相手は混戦ですから、ここは複勝一本で

中京1R:13タイスケフェイス

初ダートだった前走はスタート後にヨレてダッシュが付かずに後方追走となりましたが、道中は鞍上が重心を後ろにして乗るぐらいに行きっぷりは上々。ただ3角で外から進出した馬が居たことで馬群内に押し込められる形となって、4角で他馬と接触する場面があるなどスムーズさを欠いたことは痛恨。あれだけの行きっぷりがあっただけに、勝負所からジワジワ加速出来ただろうことを考えると非常にもったいない立ち回りでした。それでも直線は外から目立つ伸びを見せて上がり最速でフィニッシュし、次走3着馬を1.0秒離して未勝利を卒業する2着馬と0.3秒差の5着という結果は非常にポジティブなもの。未勝利はすぐに勝ち上がれるだろうと思わせるパフォーマンスでした。今回は左回りに替わりますが、前走は直線を右手前のままで走り切っただけに左回りがプラスに出る可能性が高く、この点は好材料。スタートが安定しないので包まれにくく自由度の高い外枠は好材料で、この枠なら二の脚で前走よりももう一列前で競馬が出来るはずです。スムーズに回って来られれば勝ち負け圏内にまで入って来るでしょう

中京5R:15ヴァジュランダ

中距離戦に出走するようになって3戦連続で3着。堅実な一方で甘さも感じられる戦績ですが、3走前は2着とは頭差且つ次走共に3着好走する5,6着馬には0.6秒の決定的な差を付けた3着。2走前は次走未勝利を勝ち上がる2,4着馬に挟まれた3着。そして前走は残り1Fまで前が詰まり気味で、やや脚を余した内容だった3着(今回も同じレースに出走するノースザワールドとはクビ差でしたが、まともなら先着されることは無かったはず)。このように字面の印象以上に中身は濃く、字面の印象以上に評価すべき連続3着だったと言えます。3走前は前後半46.7-47.2秒の平均ペース、2走前は同48.2-46.3秒のスローと異なるペースで好走出来ていますし、位置も取れますので取り口は安定。初距離や初の左回りという馬がほとんどのメンバーの中で同舞台で好走出来ている点もアドバンテージになりますから、前走よりもう少しスムーズに走ることが出来れば勝ち負けでしょう。相手は前走直線で外に膨れていなければ勝っていたフォルテデイマルミ

中京8R:8チェルアルコ

この馬は砂被りが苦手。前走も3走前も内枠スタートから砂を被って進んで行かなかったことが敗因で、特に前走については前後半52.8-49.5秒のスローペースでもありましたので、4角最後方では馬券に絡めなかったのは当然です(むしろ良く4着にまで差し込んだ)。砂を被らなかった残り3戦では全て馬券に絡んでおり、未勝利勝ち時にはペルルドール(現2勝C)に完勝、2走前は前後半50.4-51.4秒の前傾差し競馬を先行してゴール直前まで先頭を守る2着という結果を残していますので、持っている能力は1勝Cでは上位です。今回は池添Jに戻りますが、2走前に絶対に内に入れない乗り方をしていたように同馬の弱点を把握している騎手だけにこれは鞍上強化。ゲートからの一歩目が遅いので、比較的外目のこの枠も悪くないです。とにかくスムーズに運べれば自ずと結果はついて来るはず

中京10R:4ドルチェリア

暑い季節は苦手な馬で、6~9月【0-1-1-8】に対し10~2月【2-4-3-3】と冬場に良績が集中。近走の推移を見てもそれは良く分かって、8走前は休み明けの猛暑中京で14㎏減で敗退。続く7走前も8月の酷暑小倉で馬体戻らず5着敗退。ひと息入れて気温が落ち着いた10月京都で馬体を14㎏戻して2着好走、といった具合。1,5,6走前は冬場で敗退していますが、6走前は3F目から緩んでしまって上がり4Fが12.2‐12.4‐12.3‐12.4秒と速くなった流れを中団後ろからでは厳しかったレース(上位3頭は4角5番手以内馬)。5走前は捲り馬が出てラスト5F目に最速ラップを刻み、後は段階的に減速ラップを踏む消耗戦でただでさえ先行馬にキツい流れ(上位3頭は全て追込み馬)だったレース。そして前走は9か月ぶりの長休明けだったレース、とそれぞれに敗因は明確。2勝Cでは13戦6好走と能力自体は上位ですし、一度使って6戦3好走(冬場に限ると3戦3好走)と得意の中京なら一気の変わり身を見せる可能性は高く、また明日の中京は強い西風予報で先行馬有利になるだろうこともプラス材料です。対抗は長休明けと西風が気になるものの中京得意のゴールデンライオンが筆頭。次点で内枠絶好のセラン。盲点になりそうなのはソルトイブキ。2走前は使い詰めで疲労が出た敗戦、前走は捨てレースの芝戦、元々はこのクラスで上位の能力の持ち主です

中京12R:8ランランウイング

前走は逃げて大敗という一見平凡な結果ですが、激しい先行争いを楽に制したスピードは見逃せないところ。前半500m29.5秒と言うラップは、昨年良馬場で行われた福島ダ1700mの全41レース中で3番目の速さ。その速い流れを逃げてバテたことには情状酌量の余地がありますし、ラスト1Fまでは先頭を守っていたという内容でしたから当然距離短縮はプラスになります。また、1.6秒差9着とは言え次走3着に好走する3,4着馬とは0.6~0.8秒差ですから流れを考えると全く悪くなく、1分47秒8という走破時計自体も全く悪いものではありません(昨年の1勝C福島ダ1700mの良馬場勝ち時計平均は1分47秒5)。これらの事実から距離短縮となるここでなら十分通用すると言えますが、それに加えて今回は同型不在、西風が強い予報で先行有利というプラス要素があるのは心強いところ

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