20180308木曜会レポート

本日も以下の内容で勉強会を行いました。
実技→類経

類経は脉色類の第二十二回を輪読しました。
第二十二回は「關格」について述べています。

病気の状態を診る際は「人迎」を主として「寸口」を彼として、それぞれの大きさを比べる事で診ていきます。

「人迎」は身体の外を診て、「寸口」は身体の内を診ます。

それぞれの「陽」と「陰」が四盛のとき、つまりそれぞれの陽や陰が極まると、陽=格陽・陰=関陰となり、これは陽や陰が強すぎるためそれぞれ一人勝ちしてるような状態です。

「人迎」と「寸口」がともに四倍以上の時を「關格」といいます。
これは平常の脈(普段の脈)より四倍の時に「關格」といいます
普段、陰陽というのは純粋な「陽」や純粋な「陰」というのはありません
それぞれ陽の中に陰が混じり、陰の中に陽が混じり、陰陽がそれぞれ交流しあっています。
しかし、その交流がスパッと絶たれると「陽」ばっかり、「陰」ばっかりの状態になり、その為に陽が旺盛・陰が旺盛な状態になりこれを「關格」といいます。

脉度篇では「府」に邪が入ると、「府」=陽なため「陽脈の不和」→そのため「気」が留まります
そうすると陽気盛んになり相対的に陰の巡りは悪くなります。

「陰脈が不和」の時は「血」が留まります
そうすると陰気が盛んになり相対的に陽の巡りは悪くなります。
陽気は陽気で陰気は陰気で固まります。
陽気を關といい、陰気を格といい故に「關格」といいます。

昔、「關格」の脉の病になる人は少なくその為にお医者さんもそれを診る機会が少なかったです
その為にお医者さんは各々の考えで「關格」について考えて伝えているため、間違って伝わってる事が多いです。

今回の内容は、最初に自分自身で読んだときは内容が全く理解できませんでした。
しかし、話をきいてこうやって「關格」について書くうちに少しは、「關格」という事について少しは理解し知る事ができました。
昔のお医者さん達が情報量が圧倒的に少ないなか「關格」について理解して正確に伝える事が難しく色んな説があるのも、今回の内容を通じてわかるような気がします。
人によって色んな説がある「關格」は奥が深いですが、そのぶん面白い内容だと思います。

以上で今回のレポートを終了します。



毎週木曜日は以下の勉強会を行っています。
20:00〜22:00実技練習
22:00〜23:15類経輪読
USTREAMにて輪読会Live配信しております。
USTREAM http://www.ustream.tv/channel/chovix
にしずか Labo http://www.nzlabo.com
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