木曜会レポート20170316

今回の木曜会は実技練習→類經輪読→方術説話輪読の順です。

実技練習はテーマを持って取り組むとの事で、今回の私のテーマは「取穴」です。
以前から私は「取穴」がズレていると指摘をうけていました。だから私はツボの反応を見たりペアの方に圧痛の確認してみたりと、「取穴」がちゃんとできてるかの確認作業をして実技に取り組みました。
前回の記事に関係しますが、「押し手」や「取穴」の際のツボに対しての押す方向など、まだまだ考えて取り組むべき事が多いため、少しずつでもできるようにしていきたいです。

類經は「蔵象類二十五」を輪読しました。

二十五では最初に「気」というのは何故に色々な呼び方があるのか?と問われます。

「気」とはその時の場所や働きによって様々に名称が変わります。
例えば「気」とうのは身体を表面をミストのように覆い、寒邪や暑邪などの外邪から身体をまもります(衛気)。
これも「気」の1つです。
また「気」には呼吸に関係する「宗気」や、蔵の精気である者「眞気」や、食べた物から作られる「穀気」があります。

「眞気」と「穀気」はあわせて身体をみたします。
これらは身体の中で各蔵の働く「気」として働いています。

津液についても書かれていました。
「津」は陽で腠理から汗としてでてくるものと言われます。

「液」は骨の屈伸や脳髄の補完、皮膚を潤す役割があります。

最後に方術説話の弁脈法第三條を輪読しました。
第三條では「病に灑淅悪寒して復た発熱する者あり、何ぞや、答えて曰く陰脈不足すれば陽住きて之に従ひ、陽脈不足すれば陰住きて之に乗ず」とあります。
寸口が微であれば「陽虚=発熱」で、尺中が弱であれば「陰虚=発熱」となります。
ここでは悪寒発熱の理由が書かれてます。

類經では、気というのはその場所ごとに名称も変わり役割や働きが違うのだということを学べました。
方術説話では、悪寒発熱が陽虚や陰虚と言葉に置き換えると症状のイメージがしやすくなりました。
古典はそのままの言葉で読んでいると理解出来ないことが多々ありますが、日頃の經絡治療の言葉で置き換えると理解しやいと学べました。

以上で今回の木曜会のレポートを終了したいと思います。

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