宜蘭クレオール 台湾で「ニホンゴ」を話す村の食堂でご馳走になりながら雑談(戦後生まれでも日本語が話せる台湾の村)

台湾の北東部にある宜蘭県の寒渓村では、現地語と日本語が混ざった「宜蘭クレオール」という独自言語(クレオール言語)が使われています。
日本語とは異なる言語ですが、語彙の半分くらいが日本語由来であることから、なんとなく会話が分かります。

戦前、日本統治時代に先住民族であった高砂族と呼ばれる諸族を1つの地区にまとめて住まわせたため、共通言語として日本語を使うようになり、現地語とミックスした「宜蘭クレオール」が誕生したとのこと。

そういった経緯から、彼らは戦後日本語が禁止された後も日本語とは思わないまま現地の言葉として「宜蘭クレオール」を使い続けてきました。

こちらの食堂でルーローハンを注文して日本語で挨拶をしたところ、ビールとおかずをお腹いっぱいになるくらいご馳走して頂きました。
日本人がふらっと訪ねてくることは非常に珍しいとのこと。

住民の多くは相手が日本人だと分かると、日本語でも会話することが可能です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?