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ブロッキングは、ありがたい。

 キネシオロジーのセッションをしていると、ブロッキングというものにぶつかる時があります。ブロッキングというのは、筋反射が急に取れなくなったり、上がってきた情報につじつまが合わなくなったりする状態を指します。それがブロッキングです。

 筋反射の正確性というのは、キネシオロジストである限りずっとついて回る課題だと思っています。まだキネシオロジーを習いたての頃、いきなり筋反射なんて取れる訳がないのに、取れたつもりになって講座の中で練習セッションをしないといけない時間がありました。ウェルネスキネシオロジーというキネシを学びに行った時のことです。

  クラスにバシッと筋反射が取れている方がいらっしゃって、その方と組んだ時に、案の定私は筋反射がうまく取れなかったんです。そしたら、その方が「まともに筋反射を取れるようになるのに、10年ぐらいはかかるよ。」と言っておられて、そ、そんなにかかるの!?とキネシ習い始めの私はとても驚いたのを今も憶えています。

 そんなこともあり、セッション中にブロッキングがおこると、私はまず一番に自分の筋反射の正確性を疑ってしまいます。あ~私はまだ筋反射が正確に取れてないのね、と。

  ところが、先日のベーシックの復習クラスの中で典子さんが「ブロッキングは、クライアントさんが調整したくない何かがあると起こるのよ。ブロッキングはお知らせ機能よ。」とおっしゃっているのを聞いて、目からウロコでした。

 多次元キネシオロジーでクライアントさんが私に伝えてくる情報というのは、ほぼ間違いなくネガティブな情報です。以前セッションに来られた方が、上がってきた情報がネガティブなことばかりでがっかりしたとおっしゃる方がいたんです。その方は過去生でお姫様のような素敵な生活をしていたというようなことを聞きたかったのかもしれませんが、多次元ではそんな情報はほぼ上がってきません。それは、その方にそんな過去生がないという訳ではなく、むしろきっとあるんだと思います。

  でも、多次元キネシオロジーのセッションでは、見たくないようなものや目を背けたくなるような本人にとって辛かった情報ばかり上がってきます。だけど、がっかりされる必要はないんです。むしろ、情報として読み取れるということは、手放せるので喜ばしいことなんですね。

  ところが、潜在意識に手放すことへの抵抗が残っていると、いくら顕在意識で取り組む気持ちがあっても前には進めず、それはブロッキングという形で現れます。

  ブロッキングが起こると、あーここ大事。だからちょっと待って、慎重に行ってというサインだったんですね。そうなると、

 「ブロッキングはむしろありがたい!」

 と言うべきでしょうか。ブロッキングは避けるべきものと思っていたのに、実はお知らせ機能なんだと分かった途端、嫌だと思っていたブロッキングが何だかありがたく思えてきました。ブロッキングが起これば、そこ大事なの!と教えてくれてるわけですから。

  ブロッキングが起こる仕組みが分かった今は、ブロッキングのその先にある扉を開き、より深い解放へと導けるようなセッションをしていきたいなと思いました。今日もお読みくださってありがとう☆

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