闘っている。

名古屋市にも「まん延防止等重点措置の実施」、通称「まん防(マンボウ)」が4/20から5/11まで発令されました。これによって酒類の提供は19時まで、お店自体も20時までに閉店しないといけないことになりました。また、国の予算の内訳の中には、飲食店への休業負担と合わせて、この見回りに関する予算も組み込まれました。ネットでチラホラみる限り、バイトを雇って見回りをしていくそうです。また今回から飲食店への罰則もあり、マンボウ中であれば最大20万の罰金が科せられることもあるとのこと。これまでよりもより厳しい措置となります。

例えばリモートワークでの在宅業務をされてる方からすれば、飲食店に出向かなくても特に困らないというか。スーパー行ったりコンビニ行ったりで食事はどうとでもなるし。ご自宅に高齢の家族がいたり、自分自身が何かしらの疾患を抱えていたり。「出歩くなよ」って気持ちになるのはとてもわかります。

その反面、自分は今NOZOMI YAという飲食店を営んでいるわけですが、おかげさまで周りに飲食店関連の方が増えました。もちろんミュージシャンでありますので、ライブハウス関係の方とのお付き合いもあります。様々な分野から色んな声が聞こえてきます。業種によってはもう1億以上の借金を抱えている人もいます。借りれるところまで借りて、もう駄目だとなったら自己破産する。そういう決断の元、ギリギリまで延命を続けているような人もいます。

一人が息巻いて何か声をあげたり、飲食店やライブハウスに出向いたところで具体的に救えるものなど何もないのだけど、これまでそれらを支えていたのもまた、一人一人の行動だったわけで。だからもう少し何か、なんとかならないのかな。

AはいいのにBはダメなんておかしい!とか、あなたより私の方がつらい思いをしてるんだ!とか、そんな話をするつもりもなくて。

せめて飲食店やライブハウスが、恐怖の対象や怒りの矛先みたいにならないようにしてほしいっていつも思ってます。

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