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誰(何)のために仕事を行うのか。

Mahlzeit! (ドイツ西部の挨拶だそうです)9月の半ばから3月の半ばまでの半年間,ドイツでインターンシップを行なっているあゆうです!簡単に自己紹介します。ドイツ西部のオーバーハウゼンという町(?)村(?)にあるドイツ国際平和村というNGOでアンゴラ, アフガニスタン, タジキスタン, ウズベキスタンといった紛争などで傷ついた子供達への平和活動を行なっています。子供達は心身に障害を抱えており何度も通院しなくてはいけない, 更には隔離されることもあります。それでも毎日笑顔で生活しています。この光景を訪問した時に目の当たりにし, そしてドイツ国際平和村で働こうと思うきっかけとなりました。

早いもので働き始めてからもう2ヶ月になりました。ドイツに着いた時は肌寒いなーって長袖の上にコートを羽織っていただけだったのが, 今ではそれにプラスして手袋とマフラーが必需品です。とにかく寒い❄️他の国の人はどうですか?笑 

前置きが長くなりましたが,ここではタイトルにもあるように「誰、何のために」というキーワードに沿って書いていこうと思います。僕はこの2ヶ月の間で二つの違う職場を経験させてもらっています。1ヶ月前は“Heimbereich“, いわゆる直接子供に関わりながら行う教育活動, そして現在は“Projekt Abteilung“ ここでは本部で多くの場所からの寄付品を受け取りに行く施設の代表として携わらせてもらっています。そうなるまでに至った過程は長くなるのでここでは割愛します。子供達と関わっていく中でAyu!と名前で呼んでくれるようになったり, 仕事も慣れてきたりとこれからというところだったので気持ちの整理がつかなったことを覚えています。最初のうちは子供に直接関わることができないことに抵抗を感じていました。それでも新しい仕事をこなしていくうちに, 上司から「ここでは平和村の子供だけでなく発展途上国にいる目に見えない人たちも間接的に支援の対象としている。直接的が間接的でなく子供達をはじめ, 支援できる人たちがいることでは仕事として同じ」という言葉をもらいました。そこで自分の行っている仕事への責任を強く感じました。

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心機一転, 現在は上の写真のようにタジキスタンにおける不特定多数の家族に向けた寄付品をドイツの家族, 学校,組織へ受け取りに行き, 仕分けをする物流に関する活動を行なっています。今はあまり子供達と直接関わってはいません。それでもドイツ国際平和村を多くの寄付品を通して外から視ることが出来るので, 改めて多くの支援を受けて成り立っていることを再認識できます。

世界でのNGO, NPOでは発展途上国の支援に向け直接派遣され活動する人たちが注目されがちですが, 並行して裏方でどのような活動にするのか枠組みを計画する人たちもいます。これらの直接的, 間接的に携わる人たちが協働していくことで平和を築き上げることができます。一つの支援にはいくつもの手段があること, そして誰に(何に)向けた支援なのかを考えることを仕事の中のルーティーンとしてこれから精進していきます。ありがとうございました。

最後にドイツ国際平和村についてです。 ドイツに限らず平和, 慈悲活動に興味のある方は是非読んでみてください。