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ワタシは家の周りの柵をとりはずせるようになったのか?

ワタシは常々思っている。
人は自分の人生にリラックスして心に平穏を得てから
子供を育てたほうがいいんじゃないかと

年齢の問題とか世間体とかいろいろあるけれど
まず最初はそこからだと思う。

なんてえらそうなことを言っているけれど
まさしくワタシが年齢と、世間体を気にして
なにより母に認めてもらおうとして
早く子供を欲しがった口だ。

自分のケアとか自分を愛するとか、安心とかまったくできていない状態で
子供を育てようとしていたのだから
ににくんとべちくんには本当に申し訳なかったし
ガッチガチの過緊張だったワタシに育てられて彼らも
さぞ息苦しかっただろう。

もうね
一歩外にでたら事故や怪我が起こるという前提で
ぴったり彼らに張り付いていたし

病原菌を恐れて必死にいろいろを拭いたり洗ったりしていた。

それでも子供というものは怪我をしたり病気になったりするもので
それがあたりまえなのだが
もういちいちそれがトラウマになってしまい

子供の一挙一投足を気にして
風邪をひいたんじゃないか、どこか痛いんじゃないか
と勘ぐって精神的にすっかりまいってしまった時期がある

子供の存在が喜びでなく、心配を引き起こすトリガーになっていた。

そんなとき、カウンセラーのミカ先生を紹介してもらって
ブロック解除をしてもらった。
ブロック解除とは
心の奥底にある行動を制限する思い込みのイメージと
その思いこみをなくし
イメージを入れ替えて、思い込みを解放するセラピーだ。

ワタシの
子供が病気になったり怪我をしたりすることが
こわくてこわくてたまらない、という悩みに

スピリチュアルカウンセラーのミカ先生が視たものは

モモムギさんが、おうちの周りに必死に柵を打っている姿が見えます
というものだった。

柵を打って子供たちを外敵から守ろうと必死になっています、と。

柵かい

ああもうわかりすぎて目にしみてしまう。

そしてそれを解放するイメージは

モモムギさんが、柵をとっぱらい
庭で子供たちを元気よく走り回らせていて
パパがどこか遠くからそれを嬉しそうに眺めている、と。

そんな話を聞いてから、6年が経った今
ワタシは本当にちょっとづつブロックを手放してきた。

栄養バランスの整った食事をとらせ
野菜を食べさせなくてはという思い込みも

宿題をしっかりやらせなくてはという思い込みも

いい母であらねばならぬという思い込みも

プライドも偏見も少しづつ。

今やだいぶ力が抜け夕方に

ああーどーしよーごはんがないわあ

とまで言えるようになったし
学校に持っていかなくちゃいけないあれこれも
ポロポロすっぽぬけるようになった(それはいいのか?)

ワタシは子供たちを解放できるようになったのだろうか?

いやいやもっと緩めて
もっと適当に

の言葉を胸に
今日もあれこれがすっぽぬけているワタシは
子供らとだらだら暮らしている。

いや、そんな風に暮らしたいと願って時々立ち止まっては
気をつけるようにしている。

子供たちを柵にとじこめないように。












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