知らぬ間に子どもにもどってしまう件(アダルトチルドレンあるある)
アダルトチルドレンというのは、大人の姿で中身が子どものままということです(コナンくんと逆)
だからなにかの拍子にふっと子どもにもどってしまう。タヌキの変化が解けるみたいに。しかも本人はもどっていることに気づいていないことが多い。
ワタシも昔はまったく気づいていなかったんです。我が子のわがままにカッとなったり、急に不安でたまらなくなってしまうのは、ワタシが子どもにもどっていたのだということを。
子どもの時のいやな記憶が呼び覚まされて、瞬時にその時の自分にとってかわっていたことを。
そんなことを考えたのはこの前オルタナティブスクールの記事を書こうとして、美術の時間を見学させてもらったんです(美術の記事はまた別で書きますね)
取材をかねて保護者としてスクールの見学へ行ったはずなのに、子どもたちと接するうちに、だんだん苦しくなってきた。
なんだろうこれは?
焦燥感?
不安感?
なんかこう、子どもたち(特に女の子たち)と仲良くなりたい!という気持ちが波のように押し寄せてきて、それと同時に不安感がぐぐっとせまってきていてもたってもいられない精神状態になってしまった。
最後の方はなんだか目までまわってきましたもん。
なんだこれ?
女の子たちとの会話に一喜一憂している自分は、まさしく子どもの時のワタシで、完全に子どもにもどっていたんだと気づいたのは帰宅後。
ああああー、ワタシは本当は友達と仲良くしたかったんだ、という気持ちに気がつきました。
ずっと憧れていたんです。赤毛のアンが親友に憧れたように、友達とのピクニックというものをしてみたかったように。
でも残念ながらワタシには心を許せる友達というものが学校ではできず、別にそんなの気にしないよ、というスタンスでずっと生きてきたけれど(認めてしまったら余計みじめな気がしたんだな)
スクールの女の子たちが仲良く髪をとかしてたり、一緒に給食を食べたりしている中にいたら、もう全然気づかないうちに子どもにもどっていたワタシがいて、そこで一生懸命仲良くなろうとしていたらしい。
気づかぬうちに子どもにもどってしまったワタシは、40過ぎてやっと自分の本当の気持ちをわかってあげることができたのだから良かったんだろうと思いつつ、やはり子どもの時にお友だちと遊ぶ経験がしたかったなと少々せつない。
そして次男くんの学習参観がイヤだったのは、長男が別の学校に行っているということだけでなく、実は学校そのものが子どもの時を思い出してイヤだったんだと思い当たり。
だからパパと一緒の時は気が楽だったのか!
あれは保護者に引率してもらっている子どもの心境だったのか!
そんなワタシが言えることは、お勉強は後からでもできるから、それよりもなによりも、同じ年頃の子と楽しく遊ぶことがとても大事なのだということ。
なんの条件も駆け引きもなく、ただ一緒にいて楽しかった経験は大人になってしまったらできないですもん。
30年過ぎてもなお心の底で引きずることにならないように、今の子どもたちには、ただただ笑って幸せに過ごしてもらいたい。
みなさんも、子どもにもどってしまうときってありますか?
そんな時はその時の気持ちにじっくり耳を傾けるといいかもしれません。
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