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さえない日々もじわじわと切り抜ける


膝の手術から一ヶ月、松葉杖もとれ、ようやく頭がはっきりしてきた。

整形外科内でいちにを争う痛さの手術だったそうで
聞いてないわ!と思う。
いや、聞いていたらビビりな私はたぶん、やらなかったのではないだろう
か。
入院中はパパがリモートワークで対応してくれた。
今までやったことなない家事と子どもと学校関係のあれこれを、不安はあったが任せてきた。
まあ死ぬわけじゃない。ただ家の中がちょっと汚れるだけ・・・
いやちょっとじゃないかもしれない。大分かもしれない。
修復可能なうちに帰りたい。

というわけで医者が2週間というものを無理言って8日で帰ってくることにしたのだけれど

骨を切ったせいでとにかくいつまでも痛い。
痛くなくなるまで三ヶ月だそうで、
聞いてないわ!と思う。
いや、聞いていたら(以下同文)

それで足を引きずりながらずるずると生活している。
子どもたちも手伝ってくれてありがたいし、我が家に帰ってこれたのは嬉しい。
しかしとにかく眠くて眠くて、ひたすら傷を治そうとする作用なのか?と思っていたけれど、どうも痛み止めに眠くなる作用があるらしい。

ああそれで、いつも午後からは頭が回らなかったのかと、
夜は6時からもう寝たい気持ちだったのかと、合点がいった。
しかし実際寝てみると、足の痛みで寝れないっていうこの矛盾。

夏物は片付けたいし
衣替えもしなきゃだし
草だってむしりたい

なのに動けない。

三ヶ月放置していた髪はぼわぼわで
ああ、自分さえないわーと気も沈む。

そんな中でも
足がちょっとづつ曲がるようになったり
料理がちょっとづつできるようになったり
おいしいものを食べたり
月がきれいだったり

そんなことに少しづつ心が動いて

目の前のことをこなしていくうちに
じわじわ元気になった。

さえない時期はきっと誰にでもある。
落ち込んだり
気が沈んだり
やる気が起きなかったり

そんなときは元気がたまるまでひたすら心と体を休めよう。

目の前のことだけに見てじわじわと。







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