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30年前に書いた「詩」

片付けをしていたら
出てきたんです。
少しだけですが、ハタチ前後に書いた詩が…
あの頃、詩が好きで好きで
仕方なかった。
今日は、過去の詩を、載せてみようかと。青いです。本当に青いです(笑)

目は嘘をつけないというけれど
あの人は いつだって
背中を向けて 目を
見せはしなかった

まるで冬に狂い咲く
桜のように
美の陰で
あの人は泪をこぼしていた

枝は雪の重さを
花は雪の温かさを 知っているのに
根だけはそれを
見ることはなかった

真実は嘘かもしれない

冬を忘れかけた 日差しの中で
彼は思いはじめている

雪はやがて 姿を移し
大地を露わにすることだろう
そして彼にも いつか
雪に覆われた真実を溶かす
春がくるような
そんな気がする

冬の花

若さゆえの、意味がわからない(笑)
まだしばらく
手元に置いておこう…
若さってすごい!
それだけで、すごい!

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