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桜が咲いた

桜が咲いた。
普段は灰色の都会の中でも、
繊細な花びらが視界に入って、
こんな所に桜があったのか、春が来ていたかと
気付かされる。

最近、友達が増えた。
色々な人の話を聞く機会が増えた。
希薄な人間関係、私の心は概ね元気だ。
慎ましやかな、優しい人と好評だ、嬉しい限り。
人に求められただけ求められたものを返す。

仕事も、求められたら求められた分を返すをしていたらいつの間にか会社の歯車のエンジンの一部になっていた。
従順な使い勝手のいい部品。
求められたものを返す、が毎日忙しい。
時間が足りない。
でも人から求められることは
私を生かすエネルギーだから止められない。

それでも、だんだん、体が悲鳴をあげている。
胃は痛くて気持ち悪い、微熱は下がらない、生理不順である…
だんだん不協和音が起き始めている。
母の心配は深まり、束縛が激しくなる。
親不孝な子でごめんね。

でも、私らしいじゃないか。

めいいっぱい生きている。
前より心は元気。

先は見えないけど求められる限り、もう少し頑張らせてね。
来年の桜の頃、わたしはどうなっているのだろうか

来年も桜が綺麗だと感じられれば幸せなはず。

世の中みんなが幸せだといいなぁ、
そうしたら私も幸せ


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