一生懸命な人になりたい
その人は真面目でした。
みんなが食べる焼き鳥をせっせと串に刺して
火が熱くてやけどしそうになりながら
焼いてました。
名前を呼ばれたら、おう!と挨拶して
なんだか臭い真面目な話になっても
シャレを言っては和ませてくれました。
その人は熱い人でした。
ギターを弾いてそのしゃがれた声と
そのソウル。
俺の声を聞いてくれ、届いてくれって叫んでるみたい
周りの人は聞かない。その音を声を。
それでもいいんだって。
聞いてくれる人だけでもいいんだって。
いや、自分が歌って熱くなってればいいんだって。
そうすると自然と心に響いて人は集まる。
そんな人だった。
風に靡いて、悩んでるような気がした。
だけど、向かい風を追い風にしようと必死に
死ぬ気で歌ってた、生きてた。
その生き様がかっこよかった。
俺も一生懸命な人になりたい。
P.S. 僕の詩を即興で演奏してくれて、感動しました。フレッシュなものをさらにフラッシュにしてくれて、ありがとうございました。益々のご活躍をお祈り申し上げます。Mexico‼︎
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