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江井島小学校区まちづくり協議会のイベントに参加しました!!

こんにちは、大塚ゼミ生の大西俊輔です。

三寒四温の春先を迎え桜は早くも散り始めています。新年度を迎えようとする3月26日に私たちは「好きゃねん江井島!」に参加してまいりました。

好きゃねん江井島とは?

ここで「好きゃねん江井島!」というイベントについて簡単に概要をまとめます。このイベントは有志によって組織された江井島小学校区街づくり協議会が主催する江井島小学校区の好きなところやいいところ問題点などを出し合い、新たなまちづくりの提案につなげる狙いがあります。場所は、旧江井島小学校である明石少年自然の家で行われました。参加を応募した住民の皆さんを属性や年代などでA~Gの7グループに分けます。その中にまちづくり協議会の会員の方やコンサルの方などが入り主にグループの議論が活発化するようにグループ内で司会や書記を務めます。あくまでも主役はその地域に住む住民の声です。潜在的に眠っている江井島のポテンシャルを洗い出さなければいけません。

私は開催時間をめどに向かってしまったためみんなより遅れてしました。学校にあらかじめ集まってから行く予定でしたが、出だしからポンコツを出してしまいました、すみません。(これでも来年から社会人になろうという人間。。)開会時間までの間、屋上に上がり、江井島の街並みを眺めることができました。まちづくり協議会の会長である大西さんからこの校区や海側など地域全体について説明していただきました。高いところから眺めるとやはり、木造の家屋が所狭しと並ぶところに情緒を感じます。その後、体育館に集まり、グループに分かれました。偶然?にも運営側として1年次に防災リテラシーと設計演習の授業を担当された佐伯さんがいらっしゃいました。佐伯さんから学生はアンケートの際に人数を数える係をするように指示をいただき、少しは関われたと思います。

最初はレクリエーションのような形で、グループやこの場の空気を和ませたり参加者に慣れてもらうために、江井島についてアンケートを取られていました。旗揚げ方式のアンケートで「江井島の好きなところはどこか」、「江井島に住んで何年か」などローカル色の濃い質問で盛り上がりました。(集計係なのに私は赤い旗とオレンジの旗の色の違いが判らずやらかして一瞬会場が変な空気になりましたが主催者の圧倒的カバーによりなかったことになってました、ありがとうございます)。

その後、運営の方が撮影された江井島の住民へのインタビューは若い方から高齢の方を対象に街の好きなところやいいところ、改善点などリアルな声を反映していました。主婦の方や学校の先生、高齢夫婦などとても幅広かったです。ただ、私は働き盛りの20〜40代の男性がおらず、まちづくりに積極性のない世代とはわかっていますがインタビューが無かったのは少し印象に残りました。決して取り残そうという考えではないと思いますがこのような話し合いの場に参加できないからこそ動画インタビューなどで参加させるチャンスだと思ったのですがなかなか難しいのでしょうか。気づいた点としてはかなり他の地域から引っ越してきたファミリー層が多く、関西圏はもちろん、中京圏などからも移住した方がいると知り驚きました。

そしてメインの話し合いの時間です。難しいことはしないで、動画と同じように江井島のいいところや、改善点を上げていきます。付箋などを用いてブレインストーミングのように意見を発散していきます。私はCグループに参加させていただきました。あらかじめ私は神戸市に住んでいて江井島をほとんど知らないことを明らかにしてから参加させていただいたのでグループの皆様にとても助けていただきました。(地域の説明など)。グループで挙げられた問題は他のグループでも同様に上がっているものが多かったです。例えば、明石市内のコミュニティバスは本数が減ったり運行経路の変更により不便になったと言います。しかしこれはグループ内でもまちづくり協議会だけでは解決の難しい問題ということで他の課題はないかと話し合いを深めていきました。その中で、喫茶店や他飲食店がかなり少ないために、江井島では特に高齢者を中心に集うことができないということが話に上がりました。これは私もなるほどなと思いました。江井島だけでなく私の住む神戸でもお店が少ない住宅地に住む高齢者のコミュニティ作りは難しいだろうなと思います。そこでグループ参加者の方の光る提案としてお寺や神社の開放を挙げられていました。もちろん同意は必要になると考えられますが、法事関係などの行事でしか接点がなくなってきた今日において、神仏の文化と触れ合う機会の増加も見込めて面白い提案だと感じました。このような柔軟な発想や提案はなかなか一人や二人で活動してしまうと思いつきませんよね。

そのような意見やアイデアは関わる人が増えれば増えるほど出てくる可能性が高くなります。ボトムアップ型のまちづくりの必要性について改めて強く感じました。

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