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今でも忘れられない言葉。

前回書きましたが、ニュースキンビジネスで成功している人から指導されたことがあり、その人から言われた言葉が今も強烈に残っています。

それは「人に恩を売る」
という言葉です。

何か親切にしてあげて、見返りを求めると言う意味でしょうか………


東日本大震災が2011年の3月に起こりました。
私が住んでいる福島県も震度6強の揺れに見舞われ、おまけに東京電力福島第一原子力発電所が爆発し、放射能騒ぎが起こりました。

東日本大震災が起こった3ヶ月後位に、ニュースキンビジネスを直接指導してくださったその成功者の女性からうちの自宅に電話が来ました。

どうやら震災お見舞いだったようです。

私は当時、その人からの電話を素直に受け取ることができませんでした。「人に恩を売る」そう言っていた人だったので、「心配して電話をかけてみました」
と優しい言葉をかけながら、実は私に「恩」を売っているのだと思いました。

私も社交辞令的な返事をし、電話を切りました。

それ以降、向こうからは一切電話はありませんでした。
もちろん、私はもうニュースキンビジネスを辞めていたし、私の方から電話をかけることもありませんでした。

「人に恩を売る」
綺麗事が通用しない商売上ではこのようなこともあるのだと大人になった私は理解しています。

しかし正直言って、複雑な気持ちになり、今でも忘れることができませんね。
かといって、時間も経ったことだし、その成功した女性のことを「恨む」気持ちもありません。
世の中、商売を営んでいる人で成功している人と言うのは往々にして
そういう「橋」
を渡ってきているものだと理解しています。







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