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たまに食べたくなる美味くないもの

こんにちは南仙台の父です。
今回は食べ物の話題です。
といっても、美味いものではありません。普段から大した食生活はしていませんが、時々美味くないのに食べたくな
るものがあります。
これは私の勝手な意見ですが、そういうものがあって時々食しています。
今回はそんな美味くないものについて語ってみました。

①レトルトカレー
 最近は高級レトルトカレーなるものも登場していますが、何といっても
 レトルトカレーと言えば「ボンカレー」でしょう。
 昭和の時代、それも高度成長期に登場したボンカレーですが、今も店で
 売っているので買うことができます。
 でも、初期の頃のボンカレーを食べたことがある人からすると、今のボ
 ンカレーはかなり美味くなっていて、初期のボンカレーとはまったく違
 った食品となっています。
 昔はもっと美味くはありませんでした。
 最近のは直接電子レンジで温めることができますが、発売当初は湯煎の
 みで温めるタイプでした。
 それでも実際に食材からカレー作るよりも簡単に作れるので、こんな便
 利なものができたことに驚きを隠せませんでした。
 でも、味は美味いとは言えないもので、どちらかというと学食や公共施
 設の食堂で出されるカレーに近い感じだったように思います。
 家庭や高級店で食べられるような味ではありません。
 いかにも大量生産で一気に作った感じのするカレーです。
 でも、この雰囲気がまあまあ良くて、今でも安めのレトルトカレーをわ
 ざわざ選んでこの雰囲気を味わうことがあります。
 できれば具材の形なんかないくらいのものの方がいいです。
 米もできればあまり美味くない米の方がいいかもしれません。
 これを食べるわけですが、個人的には高級カレーはお口に合わないので
 、多少貧乏くさめのカレーの方がいいです。
 ただ、カレーも家庭によって雰囲気が違うので、別の家庭で出されるカ
 レーはできれば避けたいところがあります。
 なので、私が炊事当番なのでカレーも好き放題、貧乏くさく作るのが好
 きです。(当然、文句なんて言わせません・・・。)
 時々、この貧乏くささを味わいたくなって、炊いた後に置いておいた米
 を使って、美味くないレトルトカレーをかけて食べるのが好きです。
 まあ、良い子はマネしない方がいいとは思いますが・・・。

②マルシンハンバーグ
 これも今でもスーパーとかで買うことができます。
 これも子供の頃からあるのですが、子供の頃に食べた時もそうですが、
 食感や味は美味いものではありません。
 価格的には安いので食材としての価値は高いと思います。
 これも時々買って、焼いて食べています。
 雰囲気的には社食や学食のハンバーグだったり、学校の近くにあった定
 食屋さんのハンバーグみたいな感じでしょうか。
 何のためにこれを使うかというと、家族の肉を焼くのにその前にマルシ
 ンハンバーグを焼いて油を出し、この油で肉を焼くためにわざわざ使っ
 ています。
 油をひかなくてもいいし、自分のおかずもできるし、一石二鳥というや
 つですね・・・。
 これもできれば貧乏くさい食べ方の方がその良さが引き立ちます。
 間違っても高そうなステーキソースとかはダメです。
 ここはケチャップをかけて、その上からウスターソースを垂らすのがち
 ょうど程よい貧乏くささになります。
 マルシンハンバーグの横には千切りキャベツとかスパゲッティサラダと
 かあったりすると尚良い感じです。
 お洒落にマッシュポテトとか、ニンジンのバターソテーとか添えたら、
 せっかくのマルシンハンバーグの良さが失われてしまいます。
 皿とかも拘るならお洒落な皿じゃなくて、学食とかで使われてたアルミ
 の皿とかの方がいい感じになります。
 熱々のステーキ皿なんて使ったら絶対にダメです!
 あと、合わせ技としてマルシンハンバーグをのせたレトルトカレーなん
 ていうのもあります。
 お互いの美味くなささが相乗効果でいい感じなっていくのは何故なんで
 しょうか・・・。

③欽ちゃんヌードル
 これは関東以北では見たことがない人の方が多いのではないでしょうか。
 たまに東北でも見かけることがありますが、見かけた時は必ず買ってし
 まいます。
 関西を中心とした地域では当たり前に売っているカップ麺です。
 子供の頃にカップ麺が世の中に登場した際に、初めて食したカップ麺が
 欽ちゃんヌードルでした。
 カップは今でもプラスチック製で、具材も登場した頃とあまり変わらぬ
 感じで、味も昔とあまり変わらない感じがあります。
 もちろん、美味いものではありません。
 スープも袋に入ったものを麺の上に開けて、お湯を注ぐというタイプな
 ので、カップヌードルなどと比べるとひと手間かかる感じです。
 これを最初に親戚の家で食べた時は時代の最先端に触れた感動がありま
 したが、これが美味いかと言われても美味いとは決して思えないものが
 ありました。
 パッケージには材料の表記が記載されていて、その中にマイクロ波乾燥
 のシイタケというのがありました。
 今はマイクロ波乾燥は法で禁止されていますが、欽ちゃんヌードルには
 これが当時は入っていました。
 というよりも、なぜシイタケがカップ麺に入っているのか、そもそもマ
 イクロ波乾燥という言葉に時代の先端観があり、宇宙食を食べているよ
 うな感じがありました。
 今でもその頃の癖で欽ちゃんヌードルを買うと材料表記を見てしまいま
 すが、今でもシイタケは入っていました。
 シイタケ、きっと大事なアイテムなんでしょうね。

まあ他にも色々とあるんですけど、舌が高貴にできていないこともあって
世の中で珍味・美味とされているものを食べても美味いと思ったことはあ
まりありません。
外食して自分の作った料理よりもマズかったすると本当に腹も立ちますが
、そもそもレトルトカレー的な手の抜き方をされていれば腹も立たなくな
るのが不思議です。
どうしてもレトルトカレーっぽい雰囲気のカレーだけは作ることができま
せん。
結構、奥深いものがあるのではないかと勝手に想像していますが・・・。

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